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元気のない家族に「良かれと思って」は危険。精神科医が教える、ついやりがちなNG言動

家族が「なんだか元気がない」「いつもと様子が違うな」と感じたとき、力になりたい一心でかけた言葉やその行動。不安をかかえる相手には返って重荷になってしまうこともあります。
普段の会話で心がけたい声かけのポイントを、精神科医・浅井逸郎先生に教えていただきました。

「どうして?」など原因を追究する言葉はNG

「どうしてそうなったの?」
「何が原因なの?」
「いつでも話を聞くよ」
「困ったことがあったら言ってね」

原因を探ることは、自分やまわりの悪い点を探すことにつながり、ますます落ち込ませてしまいます。また、原因はひとつではなく複合的な場合もあり、説明しにくいことも。本人が自分の気持ちを話すようになるまでじっくり待ちましょう。

いちばん大切なのは、本人の話にじっくり耳を傾け、「そうなんだね」「つらいよね」と共感して、受け止めてあげること。本人があまり話したがらない場合は無理に会話をせず、相手のペースに合わせるよう心がけてください。

教えてくれたのは ……浅井逸郎先生

精神科医。医療法人社団ハートクリニック理事長。薬物療法、認知行動療法、リラクセーション、カウンセリングなどデータに基づいた治療を総合的に行う。クリニックでは家族向けの勉強会も定期的に開催。著書に『「うつ病の夫」に妻がすべきこと、してはいけないこと』(大和出版)など。

『オレンジページ』2024年4月17日号より)

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監修/浅井逸郎 原文/太田順子 イラスト/今井久恵  文/編集部・篠﨑