
メキシコの祝祭「死者の日」に飾るパン

こんにちは、ゆかです。
ディズニー&ピクサー映画の「リメンバー・ミー」をご存じですか?メキシコの「死者の日」と家族の絆が描かれている素敵なお話です。今の時期、マドリードでは、その雰囲気を少しだけ味わうことができるんです。

メキシコの死者の日のお祭りは毎年11月1日と2日。例年10月初旬から1ヶ月程、マドリードのCasa de Méxicoというメキシコの文化を知ることができる施設では、カラフルで大きな祭壇が公開されます。年ごとに祭壇の雰囲気が違うのですが、今年のテーマはキャバレーで、骸骨の貴婦人カトリーナがこの写真のような煌びやかな衣装を身にまとっていました。テキーラがあるのもメキシコらしさが出ています。
伝統的な祭壇は、それぞれの地域の習慣によって飾るものが異なるそうですが、いずれの場合も、火・風・水・土の4つの要素を象徴するような装飾が施されるのだそうです。

祭壇に飾るパンはパンデムエルト(Pan de Muerto)と呼ばれ、ブリオッシュで、パンの上部に骨の模様があり、砂糖がまぶしてあります。通常は1ヶ月ほど飾るのだそうですが、私のような文化を体験したい人は、飾らずにすぐに食べてもいいということで、1つ購入していただきました。柑橘系の風味がして、ほのかな甘みがあります。
ちなみにスペインでは、11月1日は諸聖人の日という祝日です。その日に食べる伝統的なお菓子が今の時期は売られています。それがこちら。

左側のウエソスデサント(Huesos de Santo)は、マサパンというアーモンドの粉で作られるお菓子。右側のブニュエロス(Buñuelos de viento)は、中にクリームが入った揚げドーナツのようなもの。クリームは何種類かあり、Cabello de ángelと呼ばれる金糸瓜のような植物のジャム入りのものもありますよ。
メキシコの文化、昔から興味津々で一度行ってみたい国の一つです!
パンやお菓子はその国の宗教や伝統行事と関わるものが多くてとても興味深いです。ブリオッシュのようなパン美味しそうです♪