
みんな大好き!栗スイーツを堪能♫【日本一の栗の生産地・茨城県笠間市で】

1泊2日の笠間市満喫ツアーで、栗スイーツと陶芸を楽しんできました。
「笠間の栗」は、生産量全国一位を誇る茨城県において、栽培面積と栽培経営体数が日本一です。
明治末期頃から栽培されており、年間を通して穏やかで昼夜の温度差のある気候や、保水性、通気性に優れた火山灰土壌が、ふっくらとして薫り高い栗を育むとのこと。
そして、少し、笠間市の栗について調べてみると、、「笠間てくてく栗図鑑」にこのような記載がありました。
100年フードとは?
日本には、豊かな自然風土や歴史に根ざした多様な食文化があり、世代を超えて受け継がれ、
その地域で長く愛されています。
文化庁は、そのような食文化を「100年フード」と名付け、
地方自治体、団体等とともに継承していく取り組みを実施しています。
令和3年に「笠間の栗菓子文化」が今後100年続く食文化として継承されることを期待され、
『未来の100年フード部門』して認定されたとのことです。
笠間市ツアーに行って、その理由に納得。
笠間市には、モンブランをはじめ焼き栗、ソフトクリーム、栗おこわ、和洋菓子、栗甘納豆など、
お店には、多種多様な栗菓子が並んでいます。
美味しそうな栗が日常に溶け込んでいるので、街を散策していて楽しかったです。
それでは、笠間市ツアーのレポートをします♫
笠間市の友部駅は、上野から特急ときわで1時間🚄
今回は、JREバンクの特典で4割引でお得に購入できたので、グリーン車に乗ってみました。
交通費は、上野から友部までの指定席片道3,560円で、グリーン車は、+2,270円です。
〜特急ときわの車内〜




この日は、平日お昼だったので、ほぼ貸切でした。
足元が広く、背もたれも思いっきり倒すことができて快適〜。
広い窓から、良い景色を見ながら友部駅に到着。
ホームの駅名を見ると、何と!栗のデザインを発見!
笠間=栗、すぐに覚えることができます🌰

〜笠間稲荷神社〜
皆さんと駅で合流し、最初に向かったのは、日本三代稲荷の一つ、笠間稲荷神社⛩️へ。
御本殿は、銅瓦葺総欅の権現造で、昭和63年国の重要文化財に指定されています。
このような構造は、耐久性が高く、装飾性にも優れ、特に格式の高い建築物に使われているそうです。




早速、皆さんと一緒にお参り〜⛩️
ん?見慣れない後ろ姿が気になりますか?(笑)
ゆるキャラ、「ムコナくん」です。
この日は暑かったため、この場所でのムコナくんとの2ショットは撮り忘れてしまいましたが、
後ほど、可愛いムコナくんが登場するのでお楽しみに❤️
また、稲荷神社の境内には狛犬ではなく、きつねの像が安置されていました🦊
きつねは神様ではなく、稲荷大神のお使いをする「眷属(けんぞく)」で、霊獣とのこと。
中世のころは、人々が神様に直接お願いするのはおそれ多いと、特別に選ばれた動物を通してお願いをしていたそうです。

水みくじって何だろう、と皆で涼んでいたところ、近くにいた方が、
こうやって文字が浮かんでくるんだよ、とおみくじをプレゼントしてくれました。
「あの方、小吉だね〜笑」と、少し緊張が解けて、ここで和やかな雰囲気になった私たち。
その後、栗スイーツツアーにぴったりなおみくじを発見!!🌰✨
張り切って、おみくじをひいた(栗を選んだ)のですが、紐の引っ張り方に失敗(?)し、おみくじが出てきません(笑)
あたふたしていると、ライターさんがピンセットを貸してくださいました。
ありがとうございます✨無事におみくじを読むことができて、ホッと一安心。
おみくじは結んで、栗の殻は、記念に持ち帰りました🌰


御朱印もカラフルで可愛い✨
なぜ胡桃の絵もあるのか調べてみると、昔、この地には、胡桃の密林があり、
そこに稲荷大神さまがお祀りされていたことから「胡桃下稲荷」と呼ばれているそうです。
〜道の駅かさま〜
お参り後は、楽しみにしていたモンブランを食べに、道の駅かさまへ。
栗のロゴがかわいい〜🌰✨

「日本一の栗の産地・笠間の恵みと魅力を発信する」ことをコンセプトとしていて、
笠間ブランドの栗を贅沢に使い、日本一のモンブランとして有名な「笠間和栗0.5ミリ極細モンブラン」などのスイーツを提供しているお店です。

メニューは、①笠間産生乳のジェラート ②スポンジを選ぶことができます。
この日は暑かったため、ジェラートにしました。
笠間和栗がたっぷり使われていて、お値段は900円!!都内だともっと高級なはず!
東京には、巣鴨に店舗があるとのことなので、今度行ってみようと思います。
それでは、貴重なモンブラン、いただきます🌰✨
出来立てモンブランの賞味期限は、5〜10分!
アイスが溶けてくるため、撮影もスピード感が大事です!


0.5mmの滑らかなモンブランペーストは、まさに“栗ノ絲”🌰✨
口の中でとろけて、中のアイスと栗のバランスが絶妙な美味しさ。
口の中で、夏の終わりと秋の訪れを感じた気分です。
スポンジの断面はこちら。ジェラートも、スポンジもどちらも美味しかったです。
中にはラズベリーソースも入っています。アイスコーヒーにもよく合いました。
甘さもちょうどよいため、ペロリと完食!
もう1個食べたくなる!という、ちょうどいい量なのも嬉しい。ごちそうさまでした。
続いて、作り方も見学させていただきました。

笠間産の生乳を使用したミルクジェラートに生クリームをのせ、笠間産の和栗とわずかなお砂糖のみを加えた栗ペーストをオリジナルの機械で美しくのせてくれます。
モンブランペーストが出てくるのは一瞬!
アイスが見えなくなるように、美しくのせるには、修行が必要とのこと。平日ですが、待ち時間にはたくさんのお客さんが並んでいましたが、スタッフの方は、スピード感があり、美しいモンブラン作りをしています。
お土産に持ち帰りたい!と思いましたが、これは、栗愛にあふれた笠間市で食べるからこそ、さらに美味しく感じると思いました。
1日目の栗スイーツツアーは、終了し、ホテルへ。
〜クラフトカフェ〜
2日目も栗スイーツ日和🌰✨
笠間焼や工芸、そして自然豊かな笠間の魅力を体験・満喫できる空間「笠間工芸の丘」にある クラフトカフェ さんへ。


ムコナくんも遊びに来てくれたので、早速、2ショット✨
ムコナくんは、JR東日本水戸支社の常磐線特急E657系イメージキャラクター。
名前も「ムコナ(657)」です。
ムコナくんの靴は、特急ときわのデザインとなっていると聞いて、思わず写真を見返しました。
ムコナくんのポージングが可愛くて、場が和みます。
クラフトカフェの中は、窓が広く、景色を見渡すことができて、リラックスできます。

今日の栗スイーツはこちら🌰✨笠間焼の器に入っていてお洒落〜!
笠 間 産 栗 の モ ン ブ ラ ン パ フ ェ 秋限定(12月末迄) ¥900(税込)
〜甘さ控えめの生乳ソフトに笠間産むき栗のペーストをたっぷりとしぼった秋限定メニュー〜
このパフェは、昨日食べた栗の絲のモンブランのペーストと同じ材料とのこと。
砂糖は使わず、栗本来の美味しさを大事にしていて、栗の絲のモンブランとの違いは、2mmの太さ。


均等で美しいモンブランペーストを絞る際には、製麺機を使っているとのこと。
一口食べると、栗の濃厚さ、まろやかさを感じます。
数ミリの違いでも食感が変わるため、何度も研究された太さということに納得。
素材の味を大事にしたモンブランパフェ、こちらもこの景色を見ながら食べるのがおすすめ。
モンブランペーストの美味しさの秘訣を聞いたところ、
収穫した和栗はすぐに加工して、冷凍し、新鮮なものをモンブランペーストにしているとのこと。
栗の種類もいろいろあり、プロの方は、形を見るだけで栗の種類の違いがわかるそうです。
今度は、スイーツに加工される前の栗の食べ比べもしてみたいです🌰✨
〜陶芸体験〜
続いて、同じ敷地内にある、陶芸体験の場所へ。
広い敷地内の建物も栗に見えてきます(笑)。


初めての陶芸体験のため、少し緊張。
前日にYouTubeでイメトレはしましたが、見るのと体験するのは、やはり違います。
最初にスタッフの方がお手本を見せてくださいました。
回っているろくろで、自由自在に形を作っていく様子と、器用さに感動!
いよいよ、陶芸体験スタート。最初は、小皿作りに挑戦。

①穴の深さは親指の第一関節まで
②“きつねの手”で厚さを整える
③厚さは5mmくらいに
④手は濡らしておく
と、覚えましたが、
実際に体験してみると、意外とろくろのスピードが早く、手をそえるときに、力が入ってしまいまいます。
少し慣れてくると、粘土の感触に癒されました。
“無“になれるので楽しい!
薄くなりすぎないように慎重に回し、スタッフの方にサポートをしていただきながら、少しずつ形が出来てきました。
スタッフの方は、10年間陶芸をされているとのこと。
やはり、何事も練習&修行が大事!
私も、得意なことを伸ばしながら、新しいことにもいろいろ挑戦していきたいと思います。
作品は3つ(小皿2枚とお茶碗)ができましたが、実際に焼くのは2つなので、お茶碗と小皿を選びました。
3ヶ月後の完成が楽しみです。

そして、一緒に陶芸体験をしていたムコナくんと記念撮影♫
「笠間工芸の丘」のエプロンをつけているムコナくん、貴重です。
皆さんからも大人気でした✨


陶芸体験中のムコナくんも、一生懸命で可愛い!!
〜春風萬里荘〜
続いて、次の場所は、8月末から興味があった魯山人の「春風萬里荘」へ。
なぜ興味があったかというと、
①先月、石川県加賀市の界加賀に宿泊した際、「いろは屏風」などを見て、魯山人に興味を持ったから。
「界 加賀」の前身である「白銀屋」は魯山人が好んで逗留した宿のひとつで、魯山人の手による書や器などが残されています。
②界加賀の滞在中に、今回の笠間市の旅行に行くことができるという連絡をいただいた。
(そのときは、笠間市に魯山人の「春風萬里荘」があることは知らないです)。
③界加賀から帰る日、魯山人の別荘「魯山人寓居跡」を見学したかったが、休館日のため、少し残念に思っていた。
④魯山人について“もっと知りたい”と思っていたところ、今回の旅行で「春風萬里荘」に行くことを知った。
ということが理由です。
私は強運なため(笑)、界加賀も笠間市もどちらも当選旅行なのですが、
今回は「ここに行きたい」という思いが具現化して、自然な流れで、魯山人を知る機会をいただきました。
このような貴重な体験に感謝をしながら、春風萬里荘に到着。

入口から重厚感を感じます。
中に入ると、緑が多く、秋には紅葉が綺麗とのこと。
この日もよく晴れていて、茅葺屋根が青空によく映えます。

一番印象に残ったのは、お風呂とトイレ(アサガオ)です。


どのようなものでも、自分がイメージしたものを作り上げてしまう魯山人の技術は素晴らしいと思いました。
ふと、女性用のトイレはどうしていたのだろう、と気になります(笑)。
魯山人はなぜ陶芸を始めたのだろうと思って調べたところ、魯山人は加賀市の山代温泉滞在中に、
須田菁華の工房で初めて陶芸を体験したとき、その魅力に取り憑かれたそうです。
実際に、陶芸体験をして、春風萬里荘で魯山人の作品にも触れると、初心者の私でも陶芸の魅力を感じることができました。
また、界加賀での金継ぎ体験のことを思い出し、「器は宝物」として、金で美しくまとうことで、器を作った人の想いも大事にしていることも改めて実感します。
そして、魯山人の気持ちになって、石庭を鑑賞する私。


〜菓子工房福〜
栗スイーツのラストはこちらのお店です。
菓子工房福さん
栗に福!招き猫の福!



菓子工房福は、「おいしさ」「やさしさ」「わくわく」を大切にし、
作り手の想いを形にすることで、地域に愛されるお店です。
お店のコンセプトが素敵🌰✨
あたたかい木の空間からは、あたたかさ、やさしさ、カウンターのサンプルからは、わくわくが伝わってきます。
こちらでいただいたのは、
笠間産栗のプレミアムシュークリーム 600円
わくわくしながら、2階の席へ。本物はこちら✨プレミアムなゴールドシールが貼ってあります!!
手書きで「栗」と書いてあるところもあたたかい気持ちになります。


実際にいただいてみると、生地はサクサク、栗クリーム、カスタードクリームがたっぷり🌰🌰🌰
甘すぎず、最後の一口まで美味しい❤️
シュークリームはテイクアウトもできるようですが、やはり出来立ての和栗の香りは最高✨
中間の大きな栗もホクホクした食感で、モンブランペーストとはまた違った味わいを楽しむことができました!

実は、普段は甘いものをなるべく控えていたのですが(笑)、
この2日間で、栗スイーツを3種類も食べることができて、幸せでした❤️
お店によって、モンブランの食感や濃厚さ、どれもオリジナルで、
笠間市の方々は、新しいものを生み出すパワーがすごいです💪🌰✨
栗ノ絲kasamaキッチンカーの笠間和栗0.5mm極細モンブラン、クラフトカフェのモンブランパフェ、菓子工房福のプレミアムシュークリーム、また食べたい栗スイーツリストに追加します🌰✨
お店にあった、「もんぶらり旅マップ2025」もついつい目にとまり、
ネーミングセンスも素敵で、他のお店のモンブランも食べたいと思いながらお店を出ました。
東京でも、栗スイーツや栗を買うときには「笠間の栗」を選ぼうと思います。
また、特急ときわで笠間市も再訪したいです。
皆さんも、ぜひ、栗の美味しいこの時期にぜひ行ってみてください🚄✨
素敵なツアーに参加させていただき、ありがとうございました🌰✨