
初めましてローゼル仕事。不思議植物のおいしい食べ方。

こんにちは!lancoronaです!
すっかり涼しくなって、気づいたら10月の到来。
あっという間に2025年も後半戦ですね…
今日は秋のスーパーで出会った私的初挑戦食材のお話。
鮮やかなルビー色がトレードマーク、
『ローゼル』との出会いとその楽しみ方をご報告させてください!
■ 『なんだこれ!?』ローゼルとの出会いは突然に(笑)
ある日、某大手スーパーでお買い物をしていた時の事。
みなさんお住まいのエリアのスーパーにも、地産地消コーナーがあるかと思います。
掘り出し物が見つかるそのコーナーに、いつものように立ち寄った時、
見慣れた野菜たちの中に、明らかに浮いている植物を発見しました。

『なんだこれ!?』
真っ赤な実のついた、花にも見える植物。思わず画像検索。
『ローゼル』という植物だということがわかりました。(便利な時代ですね…)
おしゃれなカフェやインスタグラムなどで、名前は聞いたことがあったローゼル。
『ローゼル』とは、食用ハイビスカスとも言われるハイビスカスの一種だそう。
ルビー色の萼(がく)の部分を主に食し、ビタミンCやポリフェノールも多く含まれているのだとか。
収穫時期も9月から11月ということで、おそらくローゼルに間違いないだろうと分かりました。
初めて出会ったローゼル。
どうやって食べるのかは全く分からない…でもせっかく出会ったのだから!
(そして、思ったより安い(笑))
ということで、1束購入してみることにしました。
■ ローゼルの加工の仕方とは

お持ち帰りしたローゼル。
とりあえず実の部分を食べることが分かったので、実を取り外し洗いました。
枝から実は、手でぽきっと折るようにすると簡単に取れました!

次に種を取り出します。
インスタグラムのローゼル加工動画を見よう見まねでやってみました(笑)
底の部分を切り、切った部分から種を菜箸で押し出すそう。

『やっ!!』

力などは必要なく、結構簡単に取れました(笑)
そして思ったより種が大きい(笑)
可食部の萼はほんの少しなんですね!

買った一束からこれくらい萼が取れました!
色々加工方法があるようですが、
まずは手軽なのでジャムを作ることにしました。
■ ローゼルジャムを作ってみる!
ローゼルの萼全量の半分のグラニュー糖とレモン汁
(今回は冷凍しておいたレモンの果肉も使いました)を加えて30分ほど置きます。
水分の出てこなそうな見た目の萼でしたが、少し水分が出てきました。

火にかけていきます。
分量が少ないのもあってか、あっという間にローゼルが煮溶けていきます。

つぶしながら10分弱であっという間に完成!
とろんとしたジャムが出来上がりました!
早速試食!
余り酵母で酵母スコーンを焼いたので一緒に食べてみます。


鮮やかなルビー色のジャムをスコーンにたっぷりと。
上にのっている白いクリームのようなものは、
最近手作りしている自家製ヨーグルトを水切りしたもの。
高たんぱくで生クリームよりも低カロリーなのに濃厚な味わいで気に入っているんです。

実食。
甘酸っぱい味わいが水切りヨーグルトとよく合います!
酸味があるのでルバーブのような雰囲気。
触感はとろりと粘りがあります。不思議。
どうやらローゼルはオクラと同じアオイ科に属すようで、
オクラにも含まれる『ムチン』が粘りの元になっているようです!
ジャムのとろみとはまた異なるローゼルジャムのとろみ、面白いです!
■ 華やかな不思議食材ローゼル。見かけたら試してみませんか!?
初めての食材ローゼル。
野菜とも花とも思える見た目。不思議な種の取り出し方。
加工すると華やかで美しいルビー色のジャムが出来て、とろりと粘りを感じる。
なんとも面白い食材でした!
見た目も面白かったので、何本かの枝は食べずに今も飾って観賞用にしています。
食べても食べなくても楽しめる植物って少し得した気分になります(笑)

他のオレぺエディターさんにもローゼル仕事をされている方がいらっしゃったので、
色んな地域でも探したら見つかるのかもしれません!
皆さんもローゼルを見かけたらお持ち帰りしてみませんか?
私ももう少し勉強して、色んなローゼル活用法を試してみたいと思います!