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長谷川あかりのあたらしいきほんの料理

暑い夏、これなら作れる。長谷川あかりさんの『きゅうりの混ぜ寿司』鮭は湯煮でふっくら

長谷川あかりのあたらしいきほんの料理
定番メニューにひと工夫。むずかしい作業やめんどうなことはナシ。令和版「きほんの料理」を、人気の料理家・長谷川あかりさんに教えてもらいます。

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暑くてジメジメした日も多いこの季節は、さっぱりとしたおすしが食べたくなります。鮭はグリルで焼くのではなく、お湯で静かに煮てしっとり仕上げるのが好み。また、きゅうりは塩もみして青みやパリパリ食感を立たせます。レモンのすしめしは、ツンとした酸っぱさがなくてさわやかな香りだから、砂糖で甘みを加えなくてもおいしいんです。すし酢を別で作らず、ご飯と具と調味料をボールで混ぜるだけなのもいいところ。これならふだんのごはんにも、気軽に作れますよ。

『混ぜずし』のレシピ

酢の代わりにレモン汁を使って夏にぴったりのさわやかな香りに。
身近な材料で作れます。

材料(2人分)

温かいご飯……400g
甘塩鮭の切り身……2切れ(約140g)
きゅうり……2本(約200g)
レモン汁……大さじ1と1/2
白いりごま……大さじ1
レモン(国産)の皮のせん切り……適宜


ごま油

作り方

(1)鮭をゆでる
直径22cmのフライパンまたは鍋に深さ3cmほど湯を沸かす。鮭を入れ、弱火にして煮立たせないようにし、鮭の中心に火が通るまで6~7分ゆでる。取り出してペーパータオルで水けを拭き、骨と皮をはずしてほぐす。

(2)きゅうりを塩もみする
きゅうりはスライサーで薄い輪切りにし、ボールに入れる。塩4g(小さじ2/3、きゅうりの重量の2%)をふり、10分ほどおいて水けを絞る。

(3)ご飯と混ぜる
別のボールにご飯、(1)、(2)、レモン汁、いりごま、塩小さじ1/3、ごま油大さじ1、レモンの皮を入れ、よく混ぜる。味をみてたりなければ塩少々でととのえ、器に盛る。

あかりのおまけ

酢をかんきつ類の果汁で代用

このレシピの最大の特徴は、すしめしの酢をレモン汁で代用するところ。手に入りやすいレモンを使いましたが、すだちやかぼす、ゆずなどでも、さわやかな香りが楽しめます。

長谷川あかり
料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。『長谷川あかり DAILY RECIPE Vol.3』(扶桑社)が発売中。
X:@akari_hasegawa

『オレンジページ』2025年7月17日号より)

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料理/長谷川あかり 写真/大森忠明 スタイリング/久保田朋子 取材・文/加藤洋子