【長谷川あかりさん】フォークで裂けるくらいホロッホロ!柔らか鶏胸×濃厚だれのバンバンジー

鶏肉とごまだれがおいしい棒棒鶏。いろいろな作り方がありますが、以前は、ゆでた鶏肉を包丁で薄切りにしていたんです。でも、あるとき家族から「棒棒鶏はたれを食べる料理だから、もっとたれがからむようにしてほしい」って言われて。それ以来、このスタイルに落ち着きました。低温でしっとり柔らかくゆでた鶏胸肉はフォークで簡単にほぐれて、がっつりたれにからみます。ちゃんとご飯のおかずになるように、ごまだれはかなり濃厚。粗く刻んだカシューナッツで歯ごたえもプラスします。
『棒棒鶏』のレシピ

濃厚なごまだれがよくからむ
わが家の定番スタイルです。
材料(2人分)
鶏胸肉(皮なし)……250g
きゅうり……1本
〈ごまだれ〉
白練りごま……大さじ3
にんにくのみじん切り……1かけ分
しょうがのみじん切り……1かけ分
カシューナッツ(ロースト・無塩)……20g
しょうゆ……大さじ1と1/2
酢……大さじ1と1/2
砂糖……大さじ1
塩……小さじ1/3
ラー油
作り方

(1)鶏肉をゆでる
口径18~20cmの鍋に鶏肉を入れ、かぶるくらいの水を注ぎ入れる。強めの中火にかけ、水が白っぽくなりふつふつとしてきたら、ふたをして弱火にし、10分ゆでる。火を止め、そのまま6分おく。

(2)鶏肉をほぐす
鶏肉を取り出して粗熱を取り、フォークで繊維にそってほぐす。

(3)ごまだれを作る
カシューナッツは粗く刻み、その他のごまだれの材料とともにボールに入れてよく混ぜる。きゅうりは斜め薄切りにしてから、せん切りにする。器にきゅうり、(2)の鶏肉の順に盛り、ごまだれをかける。ラー油適宜をたらす。


練りごまはパンのスプレッドにも
白練りごまとはちみつ2:1に、塩をほんの少し加えて混ぜ合わせると、濃厚なごまペーストが完成。焼いた食パンに塗っていただくのがおすすめです。練りごまが余りがちな方はぜひお試しください。

料理家、管理栄養士。雑誌やWEB、食品メーカーなどに幅広くレシピを提供。自身のSNSで数多くのレシピを紹介し、発見のある組み合わせと手軽なレシピが大好評。『長谷川あかり DAILY RECIPE Vol.3』(扶桑社)が発売中。
X:@akari_hasegawa
(『オレンジページ』2025年8月2日号より))

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料理/長谷川あかり 写真/大森忠明 スタイリング/久保田朋子 取材・文/加藤洋子