さばを酢でしめる
(4)
バットにさばを皮目を下にして並べ、両面に塩をかぶるくらい、まんべんなくふる。
ラップをして冷蔵庫で90分おく。
(5)流水で洗い、塩を落とす。水けをペーパータオルでしっかり拭く。
さばを皮目を下にしてバットにおき、かぶるくらい酢を注ぐ。ラップをして冷蔵庫で20分漬ける。

※アニサキス対策として(5)の後に、酢をペーパータオルでふき取ったら、ラップで包む。冷凍用保存袋に入れ、−20℃以下で24時間以上冷凍してください。酢でしめた後に冷凍することで、臭みも防げます。
家庭用の冷蔵庫の場合は48時間冷凍するといいです。解凍の際は冷蔵庫で5〜6時間置きます。
仕上げ
(6)腹骨を取り、小骨を抜いて、皮をはがす。
腹のくぼんだ部分に包丁を寝かせ入れ、腹骨を薄くそぎ取る。身の中央の小骨は頭に向かって骨抜きで引き抜く。片手で身を押さえ、頭から尾にむかい、皮をゆっくりとはがす。
(7)5mm間隔で切り目を入れながら、斜めに幅1cmに切る。
(8)器につま、青じその葉各適宜(分量外)を添えてしめさばを盛りつけ、練りわさび適宜(分量外)を添える。
絶対に失敗しない本格&絶品
『しめさば』のでき上がり!
お刺し身はもちろん、さばの押しずし、しめさばサラダ、酢のものなどもおすすめです!

これからさばのおいしい季節。
新鮮なさばを見かけたら作ってみてください!
しめさばを冷凍するのは手間に思うかもしれませんが、冷凍で1ヵ月ほど保存できるので、作って冷凍しておくと便利です。
【野本やすゆきチャンネル】でも松寿司の仕込み動画でさばをやっておりますので、おろし方の参考にご覧ください。
チャンネル登録いただけるとありがたいですw
ぜひこの機会に作ってみてください!
谷中松寿司の旬ネタ
最後に松寿司の旬ネタをご紹介!
今回は『かき』です。【仙鳳趾のかき】です。
身も大きく甘みがありクリーミーでこくのあるかきです。
加熱しても縮みにくいので蒸しがきにしてお出ししています。
さて、本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
次回の更新は11/8(金)「かきの春巻き」をご紹介します。
野本やすゆき
料理家、谷中で80年続く「谷中松寿司」三代目店主。
大学卒業後、調理師学校に通い、調理師免許を取得。家業の寿司店で修業するかたわら、フードコーディネータースクールに入校。卒業後、同校講師を経て独立。
料理家、寿司屋の二刀流で料理雑誌へのレシピ提供、テレビ番組や広告のフードコーディネートなど、食にかかわるジャンルで幅広く活躍中。
YouTube:野本やすゆきチャンネル
Instagram:nomotobase
谷中松寿司:yanakamatsusushi