
ギョギョ!刺し身で簡単&おいしすぎ!サムギョプサルならぬ『サム魚プサル』のレシピ

この連載では、寿司屋ならではのテクニックを交えながら、家庭で作りやすいレシピをご紹介しています。
今回は【サム魚プサル】をご紹介します。
サムギョプサルといえば豚肉ですが、今回は魚です!
なのでサムギョプサルではなく、サム魚プサルです!
では、さっそく作っていきまーす!

【其の一】
刺し身は塩でしめるべし!
刺し身を塩でしめることで、余分な水分が抜け、うまみも凝縮され、ほどよく下味をつけることもできます。
野本流『サム魚プサル』のレシピ
材料(3〜4人分)

まぐろの刺し身……1さく(約200g)
鯛の刺し身……1さく(約200g)
塩……4g(刺し身の分量の約1%)
ごま油……適宜
サンチュ……お好みの量
えごま……お好みの量
白菜キムチ……お好みの量
ねぎ……お好みの量
〈A〉
みそ……大さじ2
コチュジャン……大さじ1
はちみつ……小さじ2
ねぎのみじん切り……1/4本分
にんにくのすりおろし……小さじ1/2
ごま油……小さじ2
作り方
(1)
刺し身に塩をふり、10分ほどおく。

ペーパータオルで水けを取り、

厚めのそぎ切りにする。


(2)
Aを混ぜ合わせて、たれを作る。


ねぎは斜め薄切りにして水にさらしたざるに上げて、ペーパータオルで水けを拭き取る。

(3)
器に盛りつける。

(4)
ホットプレートにごま油をひき、魚とキムチをそれぞれ焼く。


サンチュにえごま、キムチ、ねぎ、魚の順にのせ、Aをかけたら、巻いて食べる。

絶対に失敗しない簡単&絶品『サム魚プサル』のでき上がり!
手作りサムジャンでちょっと本格的にしてみました!

お刺し身なので、レアで食べてもおいしい!
お好みの焼きかげんで食べてみてくださいね!

今回はまぐろと鯛で作りましたが、サーモン、ぶり、いか、帆立て貝柱などなど、いろいろな刺し身で作れます。
ご飯をいっしょに巻くのもおすすめです!

ぜひ作ってみてくださーい!
谷中松寿司の旬ネタ

最後に松寿司の旬ネタをご紹介!
今回は『イクラ』です。

生すじこをていねいにバラしてしょうゆ、みりん、酒で味つけします。生すじこの味を楽しんでいただけるように少し薄味に仕上げます。
イクラも卵なので、シャリと混ぜて食べたときに高級卵かけご飯のようなイメージでお出ししております。
さて、本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
次回の更新は10/25(金)、自家製本格しめさばをご紹介します。

野本やすゆき
料理家、谷中で80年続く「谷中松寿司」三代目店主。
大学卒業後、調理師学校に通い、調理師免許を取得。家業の寿司店で修業するかたわら、フードコーディネータースクールに入校。卒業後、同校講師を経て独立。
料理家、寿司屋の二刀流で料理雑誌へのレシピ提供、テレビ番組や広告のフードコーディネートなど、食にかかわるジャンルで幅広く活躍中。
YouTube:野本やすゆきチャンネル
Instagram:nomotobase
谷中松寿司:yanakamatsusushi

写真・文/野本やすゆき プロフィール写真/吉澤健太