こんにちは、料理研究家のジョーさん。です。
みなさま、ごぼうには旬が2回あるってご存じでしたか?
じつは、「春」と「秋」、それぞれで季節を感じさせてくれます。
秋のごぼうは色も味も濃くて、しっかりした食感を楽しめます。
この4月から出回りはじめる、春のごぼうは若いうちに収穫するので、柔らかくてみずみずしいのが特徴。皮も比較的柔らかく、よく洗って皮ごと食べてもほとんど食感に違和感を感じないうえ、栄養が無駄なくとれるんですよ。
余談ですが、日本では一般的な食べ物であるごぼうですが、海外ではあまり食べないのだとか。台湾、韓国では食べられていますが、他の国では食用としての認識はあまりないのだそうです。
戦時中に、外国人捕虜にごぼうを食事として出したことがあったようなのですが、その捕虜は戦後になってから「木の根を食べさせられた」と虐待で訴えたというエピソードもあるほど。
ただ、めちゃくちゃ栄養豊富なので、海外でも漢方や薬用ハーブとして使われることはあるみたいです。
僕はこの話を聞いてから、「そんな漢方にも使われるくらい体にいいごぼうなら、柔らかくて食べやすいこの季節のうちにモリモリ食べて栄養とりたい!!」と思って意識して食べています。
今回ご紹介するのは、そんな僕がいつでも食べられるように作りおきしているレシピです。
もちろん、新ごぼうでなくても作れますよ!
『ごぼうの鶏マヨサラダ』のレシピ
調理時間
15分
材料(作りやすい分量)

新ごぼう 1本(150〜200g)
にんじん 8cm
鶏もも肉 1/2枚
ごま油 小さじ2
〈A〉
砂糖 小さじ1
しょうゆ 小さじ2
〈B〉
マヨネーズ 大さじ4
白すりごま 大さじ1
一味唐辛子 ふたつまみ
作り方
1.ごぼう、にんじんはよく洗ってから、皮ごとせん切りにする。鶏もも肉は薄いそぎ切りにし、長さを半分に切る。
2.フライパンに(1)のごぼう、にんじんを入れたら、かぶるくらいの水を加えて中火にかけ、煮立ったら3分ほどゆでて、ざるにあける。
3.同じフライパンにごま油をひき、鶏もも肉を加えて中火で炒める。
4.肉に火が通ったら、(2)のごぼう、にんじんを戻し入れ、Aを加えてざっと炒め合わせる。
5.ボールなどに移し、粗熱が取る。Bを加え、混ぜ合わせる。
保存方法・保存期間の目安
ごぼう、にんじんは皮ごと食べられますが、気になるかたはむいてください。清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存し、4日以内に食べきってください。清潔な箸などで取り分けてめしあがってください。ごぼうとにんじんは下ゆでしたあとで、お肉といっしょに油でさっと炒めるのがポイントです。いきなりマヨネーズとあえてしまうと水が出てきてしまって、味が薄くなるだけでなく保存性も低くなってしまいます。
鶏むね肉や他のお肉で作ってもOKです! 食感のある赤身の牛肉なんかもよく合いますよ。

ぜひ試してみてくださいね! 湿気や寒暖差で体調をくずしやすい季節なので、滋養のあるものを食べていっしょに乗り切りましょう!
ジョーさん。
料理研究家。世界に一つでも多くの幸せな食卓を作り出すをミッションに活動する。
WEBで“バズる”レシピを得意とし、X(Twitter)フォロワー数は39.7万、Instagramは8.5万。『めんどうなことしないうまさ極みレシピ』(KADOKAWA)など、レシピ本を5冊上梓。(2023年6月現在)
2021年に法人化した、レシピ動画制作、フードスタイリング、撮影、記事執筆などをワンストップで行う、食に特化した制作会社を運営している。
X(Twitter) Instagram Youtube 公式レシピサイト「タベタノ?」