さまざまなジャンルで活躍している「あの人」にフィーチャー。今、向き合っていることや日々の暮らしなどについて語っていただきます。 インタビューの記事はこちらもチェック
2023.09.19
高校1年生役で映画「Gメン」主演。岸優太さんインタビュー「カップ麺の焼きそばが青春の味」
バービー/ 1984年、北海道生まれ。2007 年、お笑いコンビ「フォーリンラブ」を結成。男女の恋愛模様をネタにした「イエス、フォーリンラブ!」の決めぜりふで人気を得る。現在はTBSラジオ「バービーとおしんり研究所」のパーソナリティを務めるほか、地元・北海道の町おこし、下着の企画、エッセイの執筆、TBS「ひるおび!」のコメンテーターなど、幅広く活躍。19年末に開設したYouTube「バービーちゃんねる」も好評。Youtube X(Twitter)
世間に物申すというより、
「私が言いたくなったから
言っちゃった」
というスタンスを大事にしたい
お笑い芸人として活躍しながら、ラジオ番組やエッセイなどで発信する〈言葉〉が注目されているバービーさん。著書『「わたしはわたし」で生きていく。』では、生きていくうえでだれもが気にするであろう悩みに、みずからの経験を交えながら答えています。
「私の話にたくさんのかたが耳を傾けてくださるのは、本当にありがたいことだと思います。ただ、人様に対して『こうすべき』と指図したり、何かを教え諭すなんていう気はさらさらないんですよ。私にできるのは、自分がその悩みにどう対処してきたかを振り返って考え、複数の視点を提示すること。それもあくまで〈持論〉なんです。私の言うとおりにする必要はまったくないし、視点を変えるきっかけやヒントになればラッキー。どこか1カ所でも、元気や勇気のたねになれば最高にうれしいです」
リスナーや読者に寄り添いながらも、ニュートラルでフェアな立ち位置をくずさないのは、バービーさんならではのバランス感覚によるものかもしれません。ジェンダーバイアス(男はこう、女はこうあるべきといった偏見や差別)や政治などについて話すときにも、同様のスタンスを感じます。
「今なら言ってもいいだろうとか、ここは言わなきゃダメだとか、機を見ている部分はありますね。義務感とか使命感よりは『私が言いたくなったから言っちゃった』というのが正直なところで、『みんなはどう思う?』という、投げかけにとどめるようにしています。考え方は人それぞれだし、思っていても声を上げる・上げないは自由だから。とはいえ、ここ2年ほどの間、急に発言の場が増え、責任感やプレッシャーでパンクしそうだった時期もあるのですが(笑)」
じつはバービーさん、今年は少し仕事をセーブしていたのだとか。
「ラジオやテレビの収録、執筆、You Tubeの企画制作など、それぞれの仕事にかかる時間を全部書き出して、自分に必要な時間を見える化し『休みたいです』って言いました(笑)。おかげさまで今はやる気が復活。初心に返ってお笑いやりたいなとか、『インドネシアの歌姫計画』(詳細はバービーさんのYou Tubeへ)も、現地に行って進めたいと思っています。ぜひご期待ください」
5 色のパウダーでふんわり美形な眉をつくるアイブロウパレット。「真ん中のブラウンをベースに、オレンジをブレンドすると〈抜け感〉のある眉毛になります。アイカラーやノーズシャドウにも使えるので、ひとつ持っておくと重宝しますよ」。
「結婚って何だろう?」「外見って大事?」「老後の不安ってどうしたら消えるの?」「セックスって大事なの?」など、だれもが気になる悩みにバービーさんが〈あくまでも持論〉として答えた自己啓発的エッセイ。自分で考え、選び、前へ進む勇気をくれる一冊です。
(『オレンジページ』2023年9月17日号より)
撮影/天日恵美子 取材・文/伊藤由起
・2023年8月の情報です。·商品の価格は、特に記載のない限り消費税込みの価格です。改定される場合もありますので、ご了承ください。
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