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オレぺ編集者のおいしいもの帖

見つめられると食べられない…!明治生まれの可愛すぎ岐阜銘菓【都鳥&雪たる満】取り寄せ可

オレぺ編集者のおいしいもの帖~手みやげ編~

料理と食をこよなく愛するオレンジページの編集者が、撮影や取材、プライベートで愛用する、とっておきの手土産を紹介します。今回担当するのは、オレンジページnet編集担当ホーリー。地方の銘菓も好きだけど、地元・岐阜の名品を探すのも好き! 今回はまず見た目でひと目ぼれしたお菓子です。


かわいすぎる……。とにかくかわいすぎる手土産があるんです。

それが岐阜・奈良屋本店の『都鳥・雪たる満』。名前のとおり、鳥の形をした「都鳥(みやこどり)」と雪だるまの形をした「雪たる満」の2種が入っており、どちらも原材料は砂糖と卵白だけ! 超シンプルなお菓子なんです。

岐阜・奈良屋本店の『都鳥・雪たる満』

雪たる満・都鳥  12個入(曲げわっぱ入り) 1300円(税込み)
公式オンラインショップで購入可能 https://ec.naraya-honten.com/
【賞味期限:約2カ月】 

「雪たる満、都鳥」10個入(曲げわっぱ入り・各5個)1080円(税込み)は、
下記デパートでも購入可能
・三越 日本橋本店(菓遊庵)
・ジェイアール名古屋タカシマヤ(銘菓百選)

じつは私も最初に出会ったのは、都内のデパートで。出身地の岐阜にこんなにかわいいお菓子があったなんて……! と驚きました。そして先日の帰省ついでに購入し、編集部の面々に配ったところ。

曲げわっぱを開けるところから、わくわく!

今回のパッケージは、長良川デパート限定のおしゃれな掛け紙。そして木のわっぱを開けるとふたの裏側には、奈良屋本店のシールが。このレトロさにもきゅん……。(ちなみに、長良川デパートで購入すると、ミニカタログも入っています)

白くて薄い紙にひとつずつやさしく包まれています。

包みを開いて食べれば、やさしい卵の味わいに、ほっこり。

つぶらな瞳に食べようかどうしようか一瞬迷いつつ(笑)、口へパクッと。編集部にもすすめると、まず「どっちにしよう」、そして「かわいい……でも食べちゃう」と、ひと盛り上がり。

サクッとした食感のあとにほろりと口の中で溶けていきます。香りや味もつけていないシンプルでやさしい卵白の味わいに、ほっとします。

驚くことに、「雪たる満」は明治19年(なんと139年前!)の発売。その後、明治天皇明憲皇太后からの「お堀にいる白い鳥の形に作ってみたら」というお言葉で「都鳥」ができたという、なんとも歴史のあるお菓子なんです。

「都鳥」の作り方(目を入れるところ)もかわいい。

今回は特別に、作っている様子のお写真を奈良屋本店さんからお借りできました!

まず朝どれの卵の卵白を白双糖と泡立てて、絞り袋で鳥の形に絞ります。絞りきる寸前に手首を返し、先をとがらせて鳥のくちばしの形を作るのだそう。

乾燥させた後、炭火で熱した細い金属棒を押し当てて目を入れます。表情を決める大事な瞬間。気が抜けないのだとか!

詳しい作り方は、奈良屋本店の公式ホームページでぜひ見てみてくださいね。
https://naraya-honten.com/yuki/

一つ一つ表情が違うのも、手作りならでは。そう、世界でひとつだけの子が誕生するんです。かわいすぎる明治生まれのメレンゲ菓子、ぜひ一度食べてみて!

おいしいもの帖 No.76

雪たる満・都鳥

12個入(曲げわっぱ入り) 1300円(税込み)公式オンラインショップで購入可能。【賞味期限:約2カ月】

SHOP DATA

奈良屋本店
〒500-8069 岐阜県岐阜市今小町18番地
TEL:058-262-0067
営業時間
9:00~18:30
定休日:日曜日、第3土曜日

https://naraya-honten.com/

オレンジページnet編集部・ホーリー
岐阜県出身。動いてないとそわそわしちゃう、行動派オタクで旅好き。旅先では、ローカル鉄道に乗ったり、ご当地スーパーチェック、旅打ち(競馬)が定番。揚げものや甘辛味に目がない。うさぎ占いはアンゴラうさぎ

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写真(一部除く)、文/編集部・堀部