
2024.12.28
「魚醤」と聞くとタイの魚醤「ナンプラー」を思い浮かべるかたも多いのではと思いますが、じつは日本にもいろいろな魚醤があります。
今回ご紹介したいのは大分県でつくられている、まるはらの「鮎魚醤」。こちら、びっくりするほど独特のくさみがないのです。
魚醤は好き嫌いが分かれる調味料ですが、苦手なかたは「独特のくさみが苦手!」ということが多いのではと思います。ですが、こちらの鮎魚醤はくさみがなく、とっても食べやすい。そして、鮎と発酵によるうまみとこくがしっかりとあるので、これ一本で料理の味が決まります。
ちなみに、魚醤は魚、塩だけでつくられていているので、小麦や大豆のアレルギーでしょうゆが食べられないかたにもよいのです。
そのおいしさから有名ホテルやレストランからも注文を受けているというこの鮎魚醤、魚のうまみがしっかり出ているので、これ一本でいろいろ味が決まるのもうれしい。わが家では炒めものに入れたり、卵料理に入れたり、煮ものやおひたしなど、何にでも使います。
最近よく作るのが、『野菜の鮎魚醤もみ』。
野菜はお好みでよいのですが、白菜が余りがちな時期なので、今回は、「白菜の鮎魚醤もみ」を作りました。白菜をざくざく切って鮎魚醤をかけ、しっかりもみ込むだけ。10分くらいおくと余分な水分が出てくるので、それをギューッと絞ったら完成です。
シンプルですが、鮎魚醤のうまみが入って、おつまみにもぴったり。この時期は大根やかぶで作ってもおいしいですし、夏場はセロリやきゅうりでも。
魚焼きグリルで、おにぎりを焼きながら鮎魚醤を塗るだけ。香ばしくて香りがふんわりと漂うので、朝ごはんにも、夜の晩酌のシメでもよさそうです。
ちなみに、まるはらには鮎魚醤を使った大学いももあるそう!
いただいたところ、さつまいもの甘みを引き立てる、ほのかな鮎魚醤のうまみに、次々と箸が止まらない味わいでした!
魚醤が初めてのかたも、ぜひ「鮎魚醤」をお試しいただけたらと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回は1月25日更新の予定です。
また次回も楽しみにしていただけたらと思います。
榎本美沙
料理家・発酵マイスター。発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。オンライン教室「榎本美沙の料理教室」主宰。 YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、 Instagram(@misa_enomoto)も人気。最新刊『毎日の発酵食材レシピ手帖』(Gakken)が好評発売中。その他の著書に『ゆる発酵』(小社)、『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)、『発酵あんことおやつ』(主婦と生活社)など著書多数。
最新刊『毎日の発酵食材レシピ手帖』(Gakken)が好評発売中!
写真・文/榎本美沙
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