だんだんと、快晴の日には暑さも感じるようになってきました。となると、そろそろ衣替え。GWの間に、衣替えついでにいらない洋服がないか見直してみようかな……という人も多いのでは?
とはいえ、
「もったいない」「いつか使うかも」と思い出して、捨てる決意が揺らぐこともありますよね。そこで、片づく収納プランナー・整理収納アドバイザーのすはらひろこさんに「洋服を捨てる金言とコツ」を聞きました。
洋服を処分するときの「金言」
その服を着て友達に会いに行けますか?「今」の自分を素敵に見せる服ですか?自分以外のだれかの視点を持つのが大事、とすはらさん。人に見られて恥ずかしいと思うものは処分を考えるべきとのこと。なるほどです。
さらにコツを聞きました。
捨てコツ① ジャッジは3秒ルール→試着の順で
下の「捨て基準」を参考に、「着る」「着ない」の判断は3秒で。
直感を信じて、あまり深く考えないのがポイントです。即決できないものは、実際に着てみると今の自分にふさわしいかが一目瞭然。どうしても決心がつかないものは、「一時保管箱」へ。次の衣替えまでねかせることで気持ちの整理がつき、捨てやすくなります。
すはらさん直伝! 洋服の捨てる基準
・しみや汚れ、ほつれ、毛玉、虫食いなどダメージがある⇒ それを着ていると、自分もくたびれた印象に。
・サイズが合わない⇒ やせたら新しい服が買いたくなるはず!
・3年間着ていない(礼服は除く)⇒ 3年着ていないものは、きっとこれからも出番のない服。
・今の自分に似合わない⇒ 太って見える、あか抜けない、顔映りが悪いものはリストラ要員に。
・流行遅れ&古くさく感じる⇒ 次の流行が来るまでとっておくべきもの?
・似たようなデザイン、色、柄の服⇒ 同じようなものは、たんすの肥やしになりがち。
捨てコツ② 本当に「売れる服」なのかリサーチしてみる
「売れるかも」とずっと手放せずにいる服はありませんか?
実際に売れるのは、ズバリ「状態のいい(新しい)服」か「有名メーカーやハイブランドの服」。フリマサイトなどで同じような商品にどのくらいの値がついているかリサーチすると、スペースをとってまで残す価値があるかどうかが判断できます。
そして、フリマやリサイクルショップ以外にも、アパレルショップの衣類回収サービスを利用する、自治体や支援団体に寄付するなど、「捨てる」以外の選択肢もたくさんあります。自分が納得できる処分方法を選ぶことで、さらに手放しやすくなります。
「
大事なのは、物を捨てることではなく、『今』の自分に何が必要かを見極めること」と、すはらひろこさん。過去でも未来でもなく、「今」を快適にする服だけを残せば、部屋も心もすっきり整うはずですよ。
なかなか服が捨てられない人は参考にしてみてください!
(
『オレンジページ』2023年5月17日号より)
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