『玉ねぎ麹』の作り方と、使い方を写真で見る♪肉を漬ければしっとり柔らか、うまみたっぷりでいろんな料理の味つけに使えて、おまけに健康&美容にもいい。
そんな夢のような調味料があるんです!
それが今回ご紹介する
『玉ねぎ麹(こうじ)』。
材料は、玉ねぎ、米麹、塩のたったの3つ。
炊飯器でほったらかせばできるので、とっても簡単です。
玉ねぎと麹のWのうまみで、何に使ってもおいしい♪
一度作ればハマること間違いなしですよ~(昨日作った筆者が言うので、間違いなしです)!
【目次】疲労回復や腸内環境改善にも! 『玉ねぎ麹』のここがすごい!『玉ねぎ麹』のレシピ『玉ねぎ麹』の使い方。スープや漬けもの、ドレッシングに『玉ねぎ麹』で肉を漬けると柔らかくなる理由
『玉ねぎ麹』のここがすごい! 疲労回復や腸内環境改善にも◎
『玉ねぎ麹』はおいしいだけじゃありません。
麹が発酵する際に生まれるビタミンB1は、糖をエネルギーに変えるのに必要な栄養素。一方で玉ねぎに含まれるアリシンには、ビタミンB1の吸収を高める効果があります。その相乗効果によってエネルギー代謝が活発にまり、疲労回復に◎。また、『玉ねぎ麹』に含まれるオリゴ糖は、腸内環境改善にも。
『玉ねぎ麹』のレシピ
材料(でき上がり約300ml分)
玉ねぎ……1個(約200g)
米麹(乾燥)……70g
塩(粒の粗いもの)……25g
作り方
(1)玉ねぎをすりおろし(あればフードプロセッサーを使っても)、厚手の保存袋に入れる。
(2)米麹をかるくほぐし、塩とともに保存袋に加える。袋の口を閉じ、全体がなじむようにもみ込む。
(3)炊飯器の内がまにふきんを敷き、(2)を袋のまま入れる。袋の口を少しだけ開け、炊飯器のふたは閉めずに、保温のスイッチを入れて6~8時間おく。味をみて、玉ねぎの辛みが抜けていたら完成。清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存する。
注意するポイント
・レシピの分量は、必ず守って作ってください。
・故障のおそれがあるため、炊飯器は必ず保温コースで作ってください。
・保温中はやけどに注意してください。
・保存袋が内がまに直接触れないように、必ずふきんの上に置き、内がまの側面にも当たらないようにしてください。
保存期間と保存方法
冷蔵で2~3週間保存可能。発酵した玉ねぎの強い香りがうつるため、ホーローやガラスの保存容器がおすすめです。
『玉ねぎ麹』の使い方。スープや漬けもの、ドレッシングに
玉ねぎ麹は、和風コンソメのような味わい。
お湯で溶き、万能ねぎをちらすだけで、うまみたっぷりの立派なスープに。
保存袋に野菜と玉ねぎ麹を入れ、もみ込めば即席つけものに。
ヨーグルトブレッド、粉チーズ、粒マスタード、オリーブオイル、黒こしょうと合わせれば、こくうまドレッシングに。
『玉ねぎ麹』で肉を漬けると柔らかくなる理由
『玉ねぎ麹』を作ったら、ぜひやってみてほしいのがお肉をつけること。
パサつきがちな鶏胸肉もしっとり柔らかく。
ゆで鶏が、驚くほどおいしくなります。
堅くなりがちなとんカツ用肉も、このしっとり具合。
ポークソテーが、ワンランク上の味わいになります。
これには、科学的な根拠が。
たんぱく質分解酵素「プロテアーゼ」を含む玉ねぎと、麹菌が生み出す「酵素」によって、肉が柔らかくなるのです。
おいしい、便利、体にいい。
いいことづくしの『玉ねぎ麹』、ぜひぜひ作ってみてくださいね♪
(
『オレンジページ』2022年3月2日号より)
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