1月15日(日)は小正月。
この小正月に食べるとよい伝統的な食事が「小豆粥(あずきがゆ)」。十五日粥とも呼ばれ、
縁起のいい赤い小豆で邪気を払い、一年の無病息災を願って食べられます。また、お正月明けの疲れた胃に優しいのも特徴。
今回は国際中医薬膳師の山田奈美さんに、
よりデトックス効果の高いスペシャルバージョンのレシピを教わりました。
『玄米小豆がゆ』のレシピ
材料(2人分)
玄米……1/2合(90ml)
小豆……大さじ1
昆布(5×5cm)……1枚
塩、黒いりごま、梅肉……各適宜
作り方
(1)小豆はよく洗って水けをきる。土鍋に入れ、水4カップを加えて30分ほど浸す。玄米は洗ってざるに上げ、水けをきる。フライパンに入れて中火にかけ、いる。パチパチ音がしてひび割れてきたら、土鍋に加える。続けて昆布と塩小さじ1/6を加える。
(2)土鍋を中火にかけ、煮立ったら弱火にし、ふたを少しずらしてのせ、50分~1時間炊く。焦げないようときどき木べらで底から混ぜ、途中水分が少なくなったら、水1/2カップをたす。
(3)小豆が柔らかければ、炊き上がり。器に盛り、黒いりごまと塩をふり、梅肉を添えていただく。
薬膳的に
体の老廃物を出すデトックス効果のある玄米と、水分代謝を促す小豆を組み合わせたおかゆは、リセット力抜群! むくみにも効くのだとか。小豆と玄米のほっとする優しい甘みもポイントです。
山田さん曰く、小正月はもちろん、
体に余分なものをためこまないよう定期的に食べるのがおすすめだそう。一年の無病息災と食べ過ぎにも効く玄米小豆粥、ぜひお試しを。
(
オレンジページCooking2020冬より)
教えてくれたのは
山田奈美さん
薬膳料理家。食養研究家。国際中医薬膳師。「食べごと研究所」主宰。北京中医薬大学日本校卒業。神奈川県葉山にて「和食薬膳教室」「離乳食教室」「発酵教室」「季節の仕込みもの教室」などを開催。
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