黄色く色づいたゆずが出回る季節になりました。そんなゆずの皮をたっぷり使って自家製のゆずこしょうを作ってみませんか? 皮をむいたり、刻んだり、そのつど広がるゆずの香りを楽しみながら作る時間はぜいたくなもの。あったかい鍋やおうどん、温やっこなど、冬のごちそうをよりおいしくしてくれる、とっておきの薬味です。
わかりやすい
レシピ動画もぜひチェックして!
『黄ゆずこしょう』のレシピ
材料(作りやすい分量)
黄ゆずの皮……5個分(約50g)
赤唐辛子(生)……25g(ゆずの皮の重量の1/2量)
塩……15g(ゆずの皮と赤唐辛子の重量の20%)
赤唐辛子について生の赤唐辛子が手に入らない場合は、冷凍、乾燥どちらの赤唐辛子を使っても同様に作れます。冷凍赤唐辛子は室温で解凍して、乾燥赤唐辛子はへたと種を取ってから熱湯に浸し、柔らかくもどしてから刻んで使います。なお、乾燥赤唐辛子を使う場合の重量の目安は、乾燥した状態で10g。
作り方
(1)ゆずの皮を削り、刻む
ゆずはよく洗い、しっかりと水けを拭き取る。ピーラーで削るようにして皮をむく。削り取った皮は包丁で粗く刻む。
POINT皮の下にある白い部分(わた)には苦みがあるので、皮の表面だけを薄く削り取るようにします。
(2)赤唐辛子を刻む
手袋をして作業する。赤唐辛子はへたを取り、縦に1本切り目を入れて開き、包丁の刃先で種をこそげ取り、粗く刻む。
POINT赤唐辛子に直接触れると辛味成分が神経を刺激して痛みを感じることがあるので、ビニール製の手袋をして作業するようにして。また、唐辛子に触れた手で目や肌をこすると痛みを感じるので注意しましょう。
(3)フードプロセッサーで撹拌する
フードプロセッサーに(1)、(2)と塩を入れる。ときどき側面に飛び散ったゆずをゴムべらでこそげ落としながら、ゆずの皮が細かくなるまで撹拌する。
POINT混ざりにくい場合は、ゆずの絞り汁適宜(分量外)を加えるとスムーズです。
(4)保存容器に詰める
(3)を清潔な保存容器に入れ、ふたをして冷蔵庫で保存する。すぐに食べられるが、2週間ほどおくと塩けと辛みがマイルドになり、味がなじむ。1年程度保存可能。
POINT保存容器はキッチン用アルコールスプレーで除菌するか、煮沸消毒したものを使いましょう。
『黄ゆずこしょう』のレシピを動画でチェック!
黄ゆずこしょう&残ったゆずの楽しみ方
黄ゆずこしょうは鍋ものや温やっこ、うどんやそばの薬味として重宝するだけでなく、シンプルな肉や魚の塩焼きにトッピングすると味に深みが出ます。また、
皮をむいたあとのゆずは果汁を絞り、ストレートタイプの甘酒にプラスするのがおすすめ。アイス、ホット、どちらもゆずの香りがさわやかなドリンクに。ちなみに果汁は密閉容器に入れて冷蔵庫で2日ほど保存できます。
黄ゆずのお値段が手ごろなうちにたっぷり仕込み、熟成するにつれて変わる味わいをぜひ楽しんでください!