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【茂木和哉流 浴室のカビ撃退法】 床の黒ずみやぬめりは「塩素系漂白剤」の〈つけ置き〉ですっきり!

2024.06.07

ジメジメとした暑さが不快なこれからの季節は、高温多湿を好むカビが繁殖しやすくなります。そして、温度・水分・エサ(あかや皮脂、石けんかすなど)の3大条件がそろう浴室は、いちばんのカビ増殖エリア!

カビ退治には「塩素系漂白剤」一択。
浴室すべてのカビを落としきり、防カビまでできます

自身が開発した洗剤が人気を博している〈汚れ落とし研究家〉の茂木和哉さんによると、塩素系漂白剤なら今生えているカビを除去できるだけでなく、胞子まで殺菌できるので、カビが生えにくい状態が長く続くのだとか。「カビが生えやすいこの時期だけでも、予防・対策を強化することをおすすめします」。

【床】の黒ずみやぬめりは、〈つけ置き〉で一気にすっきり!


浴室のなかでも、溝やでこぼこが多い床は、汚れがつきやすく、水分が残りやすい要注意ゾーン。床に水をためて液体塩素系漂白剤でつけ置きすれば、ブラシでゴシゴシこすらなくても簡単に黒ずみやぬめりを落とすことができます。

POINT!
つけ置きをするときは必ず水を使って。塩素系漂白剤は熱に弱いため、お湯を使うと揮発しやすく、効果がダウンしてしまいます。

〈用意するもの〉

・塩素系漂白剤(液体)
・厚手のポリ袋
・プラスチックのカップ
・柄つきブラシ
・ゴム手袋
・バスブーツ

〈やり方〉


【1】排水口のふたとパーツ類を取り外す。厚手のポリ袋にシャワーで水を入れる。口を閉じ、排水口の上に置いてふたをする。



【2】シャワーを出し、床全体が水でおおわれるぐらいまでためる。プラスチックのカップに塩素系漂白剤を入れて水に加える(塩素系漂白剤の量は水10リットルに対して150mlが目安)。ブラシで混ぜて30分以上放置する。ポリ袋をはずして漂白液を流し、ブラシでかるくこすりながらシャワーで洗い流す。


※脱衣室側に浸水しないよう注意して行ってください。浴室と脱衣室に段差がない場合は行わないでください。

自宅で試してみましたが、床だけでなく、床と壁の間のゴムパッキンも白くピカピカになった印象。みなさんも試してみてください!

【作業をするときの注意点】
●塩素系漂白剤を使用する際は、ゴム手袋とマスクを必ず装着し、充分な換気のもとで行い、絶対に皮膚に触れたり吸い込んだりしないように注意してください。ゴーグルやメガネの着用もおすすめします。
●浴室の素材が塩素系漂白剤を使っていいものかどうか確認してから行ってください。

教えてくれたのは……

茂木和哉さん

業務用洗剤の販売会社や洗浄剤メーカーに勤務後、起業。自身で開発したオリジナル洗剤「茂木和哉」が大ヒット。YouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」やInstagramでも洗剤使いの達人として掃除術を発信中。 

監修/茂木和哉 イラスト/いいあい 原文/太田順子 文/編集部・春日

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