「
そうじしたのに、すぐにおうんだよね~」とトイレのにおいに悩むかた、じつは〈
便器と床のすきま〉に原因があるのかもしれません。せっかくだから、年末は、そんな日々の汚れの悩みまで一挙に解消しちゃうのはどうでしょう。

そう教えてくれたのは、自身の名を冠した洗剤もある、
汚れ落としのプロ・茂木和哉さん。そうじだけでなく、日々のそうじもラクになる「汚れ予防ワザ」といっしょに行うといいのだとか。さっそく詳しいやりかた& 記事最後にある動画をチェック!
〈用意するもの〉・温クエン酸水
クエン酸10ɡを水200㎖で薄め、スプレーボトルに入れて振って混ぜ、50~60℃の湯を入れた洗面器にボトルごとつけて5分ほど温める。温度を上げることで洗浄力がアップ!
・L字ブラシ ※下記参照
・トイレ用シート

※L字ブラシは、耐熱容器に熱湯を注ぎ、古歯ブラシを入れて底に押しつけるようにして柄をぐっと曲げ、すぐに水で冷やして作ったもの(やけどに注意して行う)。角度がつくことで、汚れ面にフィット&カも入れやすい。
【トイレの壁、床のそうじ方法】
【1】
壁や床に飛び散った、見えない尿汚れがにおいの原因であることも。トイレ用シートに〈温クエン酸水〉を吹きかけ、
尿汚れが多い腰の高さから下の壁と床を拭く。

【2】
見逃しがちなのが「床と便器の境目」! ここは、
垂れた尿汚れが蓄積しやすく、においの大きな原因に。温クエン酸をスプレーし、L字歯ブラシでこすって、トイレ用シートで拭き取る。
【汚れ予防ワザ】便器の手前側は、コーキング剤(下記参照)ですきまを埋めておくと、拭くだけで汚れがとれるようになります。コーキング剤が使えない場合は、太めのマスキングテープをすきまに貼っておくだけでも効果アリ!

おすすめのコーキング剤が、水まわりにも使える「
バスボンドQクリヤー」(コニシ)。すきまのまわりに汚れ防止のためマスキングテープを貼り、コーキング剤をすきまに充填。へらなどで均一にして、すぐにマスキングテープをはずします。あとは硬化するまで半日ほど放置すればOK!
※床材の材質によっては接着しづらいこともあるので注意。
トイレの臭いにお悩みのかた、ぜひこのそうじ&予防ワザを試してみてくださいね。
【動画で見たいかたはこちら!】
便器と床のすきまを含めた、トイレ全体のそうじ方法を紹介しています。
教えてくれたのは……茂木和哉さん
業務用洗剤の販売会社や洗浄剤メーカーに勤務後、起業。自身で開発したオリジナル洗剤「茂木和哉」が大ヒット商品に。YouTubeチャンネル「茂木流掃除講座」やインスタグラム(@motegikazuya)でも洗剤使いの達人としてそうじ術を公開し、人気を集めている。
茂木和哉さんの全80ものそうじワザを3号連続でご紹介! 「キッチンそうじ編」は11月17日(水)発売の『オレンジページ 12/2号』に掲載しています。