最近、ス―パーなどでもちらほら見かけるようになった
新顔野菜「ビーツ」。
「気になるけれど、どうやって調理して食べたらいいのかわからない！」という方のために、一押しのレシピをご紹介します。鮮やかな赤色は、食卓をぐっと華やかにしてくれますよ。
〈ビーツ〉ってどんな野菜？
多様な栄養素が含まれるビーツ。 特徴的な真っ赤な色素はポリフェノールの一種で、鉄分や葉酸なども豊富に含むことから、「食べる輸血」と呼ばれることも！ 地中海沿岸が原産地といわれ、ロシアやウクライナの伝統料理「ボルシチ」には欠かせない野菜です。身が黄色い品種もあります。
【味・調理法】
甘みがあり、生でも食べられますが、土っぽい香りとえぐみも感じられます。
加熱するとくせが抜けて甘みが増すので、加熱がおすすめです。
【旬】
輸入物は通年出回っています。国産の旬は年2回、6月～7月ごろと11月～12月ごろ。
『ビーツとソーセージのポトフー』のレシピ
ボルシチ風のポトフーを、ソーセージで。煮ることでビーツの甘みが引き出され、ほくっとした食感を楽しめます。
材料（2人分）と作り方
（1） ビーツ1/2個(約150g)、じゃがいも1個(約150g)はともに皮をむき、薄いいちょう切りにする。じゃがいもはさっと流水ですすいで水けをきる。玉ねぎ1/4個(約50g)は横に薄切りにする。キャベツの葉１枚(約50g)は一口大に切る。ウインナーソーセージ３本は斜めに幅5mmに切る。
【POINT】
皮はやや堅めなので、むいていただきます。
（2）残りの１を加えてさっと炒め、水２カップ、酢小さじ１、あればローリエ１枚を加える。煮立ったらアクを取ってふたをし、弱火にして20分煮る。塩小さじ1/3、粗びき黒こしょう少々を加えて味をととのえる。
【POINT】
煮ると赤色が溶け出し、煮汁も鮮やかに。少量の酢を加えることで、色みをキープします。
【POINT】
煮すぎると、煮汁が茶色っぽく色あせてしまいます。きれいな色みを楽しむために、煮る時間はレシピどおり20分で！
『ビーツのヨーグルトマヨサラダ』のレシピ
手軽なレンジ加熱でサラダに。まろやかなヨーグルトマヨをなじませ、スパイシーなカレー粉をきかせています。
材料（2人分）と作り方
(1) ビーツ1/2個（約150g）は皮をむき、横に薄く切ってから細切りにする。玉ねぎ1/4個（約50g）は縦に薄切りにし、水に5分ほどさらして水けをきる。ロースハム2枚は半分に切ってから幅5mmに切る。
(2) 口径約20cmの耐熱のボールにビーツを入れ、水大さじ2を回しかけてさっと混ぜる。ふんわりとラップをかけ、電子レンジ（600W）で5～7分加熱する※。取り出してラップをはずし（やけどに注意）、しっかりとさます。
(3) （2）のボールに玉ねぎ、ハムを加え、プレーンヨーグルト大さじ2、マヨネーズ大さじ1、レモン汁小さじ1/2と、カレー粉、塩各ひとつまみを加えてあえる。
※まずは5分加熱し、味見を。えぐみがあれば、最長7分を目安に30秒ずつ追加で加熱して。
（
『オレンジページ』2023年10月2日号より）
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