教えてくれるのは、生け花の未生流の師範で、フラワーアレンジメントもプロ級の腕前を持つKieさん。今回は、家でできる簡単なテクニックを伝授していただきました。「まずは、テーマカラーを決めます」ということで、ハロウィーンだからオレンジ、黒などを基調に、壁やテーブルのコーディネートを考え、材料を用意していきます。
今回使ったのは、花屋さんで購入した季節の花に、100円ショップなどの色画用紙やテープ、木、紙皿、カップなど。ハロウィーンのシーズンには、白い花と合うチョコレートコスモスや観賞用カボチャが登場します。Kieさんは花をインターネットで安く仕入れたり、落ち葉や枯れ木を拾ってきて使ったりもされるとか。
「食卓に並ぶものなので、外で拾ってきたものにはひと手間加えます。松ぼっくりなどを使う場合は、ゆでて乾燥させたものを使いましょう。葉っぱなどもアルコールスプレーをかけたあとで、ゴールドの油性ペンで塗ったり、シールを貼ったりします」
壁はカボチャやコウモリなどの形に切り取った画用紙やマスキングテープ、オーナメントなどで飾りつけをすれば、インスタ映えもバッチリです。 この日のテーブルコーディネートで目を引いたのが、リボンや、目玉つきのクッキーを結んだ大きな枯れ木のオブジェ。背の高いものを1つ置くと、アクセントになるそうです。 観賞用カボチャは、わたや種をくりぬいてフローラルフォームに入れて、小花を挿せばかわいいアレンジメントになります。 花はあらかじめプチブーケとして飾っておけば、手土産としてスマートに渡せます。
せっかくなので、スイーツにもシールを貼ったり、ピックをつけたりして、かわいいハロウィーン仕様にしましょう。きっと子どもたちもワクワクしながら手にとるはず! ドーナツは何種類かのトッピングを用意しておけば、何個もほおばりたくなりそう。 ゴールドの縁どりのプラスチックプレートとグラスは、シールでマーキングしておくと、ほかのゲストのものと間違えずにすみます。さらにゴールドに塗った枯れ葉のネームタグを入れておけば完璧です!
まさに、思い立ったらすぐに実行できそうな、ハロウィーンのスイーツパーティ。子どもといっしょに準備をしていく段階ですでに気分が上がりますし、手作りの飾りつけなので、完成後にはちょっとした達成感が味わえます。そして、もちろんいちばんの楽しみは、ゲストが喜んでくれることですね。さあ、さっそくハロウィーンパーティを企画してみませんか?
生け花歴14年で、未生流の師範。フラワーアレンジメントは趣味で始めたが、5年間のシンガポール滞在中にスキルアップし、ワークショップを定期的に開催している。