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基本の和食

骨まで丸ごと食べられる!基本の『豆あじの南蛮漬け』のレシピ【豆あじの下ごしらえも】

2024.08.11

基本の『あじの南蛮漬け』

魚の南蛮漬けは、レシピを覚えておきたい和食の一つ。でも魚の下ごしらえって大変そう……と苦手意識を持っていたりしませんか?

魚料理初心者の人にこそおすすめしたいのが、あじの稚魚「豆あじ」を使った南蛮漬け。身が小さくて柔らかいので、包丁を使わず手で簡単にさばけるし、揚げるとまるごと頭から食べられます。


『豆あじの南蛮漬け』のレシピ

豆あじの南蛮漬け

材料(3~4人分)

豆あじ……10尾(約600g)※
玉ねぎの薄切り……大1個分(約300g)
ピーマン……2個
にんじん(小)……1本(約100g)
新しょうが(なければしょうが)のせん切り……大2かけ分
塩……小さじ1/4

〈南蛮酢〉
赤唐辛子の小口切り……2本分
酢……80ml 
砂糖……大さじ2
しょうゆ……大さじ3
水……30ml

片栗粉……適宜
揚げ油……適宜 

※豆あじがない場合は、あじの三枚おろし3尾分(約600g)でも。


作り方

あじのえらぶたをつかんで広げる赤いえらを指でしっかりつかむえらとひれ、内臓を取り除く

(1)豆あじの下ごしらえをする

豆あじはさっと洗い、水けを拭く(大ぶりならうろこを取り、ぜいごをそぎ取る)。腹を上にし、えらぶたをつかんで広げる。赤いえらを指でしっかりつかんで持ち上げ、尾の方へすーっと動かす(こうするとえらとひれ、内臓を取り除ける)。背びれ、胸びれ、腹びれはキッチンばさみで切り落とす。流水で腹の中を洗い、水けを拭き、塩(豆あじ600gに対し、小さじ1/4が目安)をふる。

(2)野菜を切る

ピーマンは縦半分に切り、へたと種を除いて縦にせん切りにする。にんじんは皮をむき、長さ4cmのせん切りにする。大きめのバットに野菜をすべて入れる。南蛮酢の材料を混ぜる。

豆あじに片栗粉をまぶす

(3)豆あじを揚げる

豆あじの水けをよく拭き取る。片栗粉を全体にしっかりとまぶす。揚げ油を中温※に熱し、カリッとするまで4~5分揚げる。
※170~180℃。乾いた菜箸の先を底に当てると、細かい泡がシュワシュワッとまっすぐ出る程度。

POINT

片栗粉は腹の中にも、しっかりとまぶして。
南蛮酢を全体に回しかける上下を返し、全体に脂と味をなじませる

(4)南蛮酢に漬ける

(3)を取り出して、油をきらずに(2)のバットにそのまま並べる。南蛮酢を全体に回しかける。15分ほどおき、途中一度上下を返す。

POINT

揚げた豆あじを野菜にのせ、うまみと脂をうつします。南蛮酢は、あつあつのうちに。上下を返し、全体に脂と味をなじませて。


保存の目安


冷蔵で3~4日。


このレシピを教えてくださった料理家の飛田和緒先生いわく、「できたてはもちろん、半日、2日目と味が変わっていくのも楽しい」のだそう。あじの脂がしみた野菜も、とってもおいしいですよ!ぜひ試してみて。


(『オレンジページCooking』2021年夏号より)

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料理/飛田和緒 撮影/邑口京一郎 スタイリング/駒井京子 文/編集部・吉藤

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