あの頃はごめんね、そしてありがとう。娘の出産で知った、我が子の本当の愛おしさ
9/10に出産した娘がひと月ほど母子ともに我が家で過ごしておりました。

出産後の体は全治一ヶ月の交通事故に遭ったような衝撃、とは何かで読んだ一文ですが、当初の娘の立ち振る舞いはまさにそのもので、本当にどこか骨折しているのでは?と思うぐらい痛々しい動きでした。
そんなわけで、夜のお世話などは出来る限り私達夫婦が努めていたのですが、最初こそ数時間おきのミルクや頻繁なおむつ交換、昼夜無い赤ちゃんのお世話に、文字通りボロ雑巾のようになっていた私達夫婦。日を追うごとに、昼夜の区別が付いてきたのか、私達も要領をつかんだのか(?)、だいぶゆとりを持ってお世話が出来るようになっていきました。
ミルクを飲んでいる時の無我夢中な顔や口元、
沐浴している時の何とも言えない恍惚とした表情(お風呂好き)、
一人遊びしている時のクーイング(生後2〜3か月頃の赤ちゃんが発する「クー」「アー」「ウー」といった喃語)のような声。
やっと届くようになった自分の指で懸命に指しゃぶりする姿、
眉をしかめながら「さあ、泣くぞ泣くぞ!」と、口をへの字にして泣き顔にうつっていく瞬間、
そんな姿さえも愛おしくて可愛くて、
娘を育てている時もきっとそう思ってはいたのだけれど、ここまでゆっくりこの愛くるしさを味わえてはいなかったと、今の私があの頃を振り返り思うのです。


早くで娘を授かったことと、里帰りこそしていましたが、そのあとは実家・鹿児島から離れた大阪で子育てをせねばならず、
誰も頼る人がいないというプレッシャーのほうが大きくて、一番かわいい盛りの頃は、気持ちがピンと毎日張りつめていたのは今振り返っても明らかでした。

一ヶ月を過ぎて、もう新生児ではなくなりました。
二カ月まで週に1、2度夜のお預かりをすることになっているのですが、夜中、横に寝ている、愛しさの塊のような赤子を私は今、いくらでも眺めることが出来ます。
あの頃、毎日が必死すぎて、愛おしい新生児時代を思い切り楽しむ余裕がなかったことが、ずっと心残りでした。
でも今、このおちびさんが私をあの日に連れ戻し、本当の幸せを教えてくれています。私をもう一度お母さんにしてくれて、そしておばあちゃんにしてくれて、本当にありがとう。
夜のお預かりは11月11日でひとまず終了です。
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