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【猛暑でフル回転】夏のエアコン節電・節約術。ムリなく今日から始められる3つの習慣

猛暑でエアコンがフル稼働。その分、気になるのが電気代……。

とくにエアコンは消費電力が大きいので、少しでも節電したいところ。

そこで、ムリなく今日から始められる3つの〈節電・節約術〉を伝授します!

【約940円/年の節約!】
冷房の設定温度を27℃から28℃にする

※外気温度31℃のとき、エアコン(2.2kW)の冷房設定温度を27℃から28℃にした場合(使用時間:9時間/日)

一般的にエアコンの設定温度は、1℃上げると消費電力量が10%ほど抑えられるといわれています。ただし、外気温や湿度によっては設定温度を28℃にしても、室温が28℃になるとはかぎらないため、快適に過ごせるかどうかも重視しましょう。

暑いと感じたら、設定温度を下げる前に、まずは風量を上げる、もしくは扇風機やサーキュレーターを併用してみて。風が体に当たると、涼しさを感じやすくなります。設定温度を下げることに比べれば、モーターでファンを動かすだけなので、電気代はそれほどかかりません。

【約580円/年の節約!】
冷房を一日1時間減らす

※冷房設定温度28℃の場合

エアコンは「必要なときだけつける」のが節電の基本。外の気温を確認して、必要ないと思えば適宜止めることが大切です。たとえば、雨上がりや朝晩の気温が下がっている時間帯など、窓を開けて換気をしたほうが快適な場合は、エアコンを切りましょう。

ちなみに、「エアコンはつけっぱなしのほうが電気代は安くなる」という説は、建物の断熱性能によっても異なるため一概にはいえません。

【約990円/年の節約!】
フィルターを月1~2回清掃する

※フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2kW)と、フィルターを清掃した場合の比較

エアコンのフィルターが目詰まりしていると、運転効率が下がり、ムダな電気を使うことに。こまめなフィルター掃除は、節電になるだけでなく、吹き出る空気もきれいになるので、健康&快適さにつながります。

エアコン内部のファンや熱交換器のクリーニングは、専門業者に依頼を。費用はかかりますが、清掃後のランニングコストに差が出ます。

節電はまさにチリツモ。ちょっとした見直しが、大きな変化につながります。快適さはそのままに、夏の電気代を上手にコントロールしていきましょう!

※この記事内の省エネ効果などの数値は、一定の条件により算定したものであり、使用方法や使用環境によって異なります。
※料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWhを適用。
 参考資料:経済産業省 資源エネルギー庁「省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約」「省エネ 性能カタログ2021年版」
※2023年6月時点の情報です。

『オレンジページ』2023年7月18日増刊号より)

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監修/中村 剛(東京電力エナジーパートナー) イラスト/いい あい 原文/太田順子 文/池田なるみ