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市原隼人『青森や岩手のご当地グルメ対決に注目です』/おいしい給食 炎の修学旅行

俳優 市原隼人さん
いちはら はやと/1987年生まれ、神奈川県出身。2001年に映画「リリイ・シュシュのすべて」で主演デビュー。04年、第27回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。ドラマ「鎌倉殿の13人」「おいしい給食」シリーズ、舞台「中村仲蔵~歌舞伎王国 下剋上異聞~」など、さまざまな映画、ドラマ、舞台に出演。今年はNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で鳥山検校役を印象的に演じ、話題に。写真家としても活動中。
市原隼人 | スターダストプロモーション Instagram
お祭りみたいな騒動が盛りだくさん。
青春のエネルギーに満ちた修学旅行編です
NHK大河ドラマ「べらぼう」で演じた〈静〉の男・鳥山検校役の迫力が記憶に新しい市原隼人さん。
6年前に始まった学園グルメコメディ「おいしい給食」シリーズでは、全身全霊で給食を味わう〈動〉の男・甘利田幸男役を極め、たぐいのない教師像を誕生させました。
「みなさんに喜んでほしい、いっしょに出演している生徒役の子たちを笑わせたい。甘利田役を演じているといたずら心もわいてくるし、アイディアも浮かんでくるんです。彼の常人じゃない行動は、ほぼ僕のアドリブです(笑)」

強烈でいて魅力的な中学校教師・甘利田先生と作品の世界観が愛され、同作シリーズは大ヒット。10月24日から劇場版第4弾が全国公開されます。お決まりの給食バトルに加え、修学旅行中のご当地グルメ対決も見どころです。
「青森で郷土料理のせんべい汁を食べるシーンは、ロケ地となった十和田湖畔の風景も素晴らしくて。澄んだ空気の中の山々、広い空の下で光る湖。その地のロケーションで味わうからこそ生まれる表現があることを実感しました」
岩手名物・わんこそばも登場。
「地元のわんこそば屋さんの協力で撮影しましたが、本番が終わっても、いくらでも食べてね、と生徒役の子どもたちにサーブしてくださったんです。僕が別の撮影をしていると、先生、僕、100杯いきました! とか合間に報告に来るんです。うれしかったし、正 直、うらやましかったです(笑)」

さらに他校とのトラブルあり、温泉旅館の一夜あり。修学旅行ならではの展開には、青春のエネルギーがいっぱい!
「修学旅行は、多感なころに友達と新しい世界を共有する楽しさに満ちていますよね。僕自身、寝てしまうのがもったいなくて、友達とずっと起きていたのを覚えています。知らない土地で集団行動をしながら、互いに歩幅を合わせたり、支え合ったり。自然に人間愛 がはぐくまれる行事だと思います」
温泉旅館での卓球シーンのためライバル生徒役の田澤泰粋君と猛練習したのもいい思い出だそう。
「見てくださるかたに楽しんでいただきたい一心で、撮影に全力を尽くしました。お祭りみたいな騒動が盛りだくさんのぜいたくな一作になったと思います」
市原隼人さんイチオシ!
カメラ

旅にも、撮影現場にも持っていきます
写真家としても活動する市原さん愛用のカメラがこちら。「最初は映像の勉強にというつもりで手にしましたが、すぐに写真のおもしろさに目覚めました。光の入りぐあいや明暗など、光について学ぶのも楽しくて。一枚で物語があり、想像をかきたてる。スチール作品ならではの表現力にひかれるんです」。
これに注目!
「おいしい給食 炎の修学旅行」

10月24日(金)より全国ロードショー
出演/市原隼人、武田玲奈、田澤泰粋、栄信、田中佐季、片桐 仁、いとう まい子ほか
配給/AMGエンタテインメント
市原隼人さんからの直筆メッセージ

●2025年9月現在の情報です。
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撮影/鈴木康史 取材・文/待本里菜 ヘア&メイク/大森裕行(VANITÉS) スタイリング/小野和美 [掲載協力]ティントリア マッテイ