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菜々緒さん「懐が深く穏やかな鈴木亮平さんは、喜多見チーフそのもの」TOKYO MER

俳優 菜々緒さん
ななお/ 1988年、埼玉県生まれ。ドラマ、映画、CMなど幅広く活躍中。近年の主な出演作は、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」、主演を務めたCXドラマ「忍者に結婚は難しい」、EXドラマ「無能の鷹」、映画「怪物の木こり」など。昨年「NANAO OFFICIAL FANCLUB」を開設、今年8月に初のFCイベントを開催する。
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ハードな現場でしたが、
ごほうびのような美しい海を堪能しました
事故や災害現場にオペ室を搭載した大型車両で駆けつけ、危険を顧みず負傷者を救うべく奮闘する、救命救急のプロフェッショナルチーム。彼らの活躍を描く「TOKYO MER 〜走る緊急救命室〜」は、2021年にテレビドラマとして放送され、瞬く間に人気となり、23年には劇場版1作目が公開。そして今夏には、2作目となる劇場版「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜南海ミッション」として公開されます。
菜々緒さん演じる蔵前夏梅(なつめ)は、鈴木亮平さんが演じるチーフドクター・喜多見の右腕として活躍する看護師。ドラマから続く主要人物として登場しています。今作は南の島が舞台。菜々緒さんは、約1カ月間、沖縄に滞在してロケに取り組んでいました。
「過酷なシーンが多いので、かなりの気合と覚悟を持って撮影に挑みました。今作は自然災害がテーマ。土石流や噴石の状況を想像し、絵コンテを見て話し合いながら、イメージを広げてお芝居をしていきました。実際に嵐が直撃したことがあったんですが、みんなでテントをつかんで飛ばされないようにするのに精いっぱい。自然の驚異を体感したことは、今作の糧になったと思います」

専門用語の多いせりふに、体力勝負の救出シーン、俳優自ら手術シーンまで行うなど、細部にまでこだわった演技が求められる現場です。どのようにリフレッシュしていたのでしょうか?
「撮影終わりや休みの日には海へ行ってのんびりしていました。サンセットを見る時間がごほうび。海好きの私にとっては天国のような環境でありがたかったです」
今作では、南海MERチームが誕生し、ゼロからチームワークをつくっていくことも必要でした。そこでも〈海〉が活躍したそう。

「劇中で使った魚を居酒屋さんでさばいてもらって食べたりして、鈴木さんを中心に一丸になれました。役者は自分の中にあるものを通して表現していくものだと思うんですが、懐が深くておだやかな鈴木さんは、喜多見チーフそのものなんです」
そううれしそうに話す菜々緒さんの姿も、背すじがピンと伸び、凜とした空気をまとっていて、まさに夏梅さんそのものなのでした。
菜々緒さんイチオシ!
筋トレ

やっと習慣になりました!
最近、菜々緒さんがハマっているのが「筋トレ」。以前から鍛えているような印象ですが、習慣になったのは最近とのこと。「今作の撮影中に、鈴木さんから続けるコツや大切さを教えていただいたんです。以前は、疲れたら家でゆっくり休むのがいちばんだと思っていたんですが、あえてジムで動くと体も心もスッキリすると体感したのが大きいと思います。それからは疲れているときこそジム。ウェイトも買って、自宅でも簡単なトレーニングをしています。数年通っているカイロプラクティックでも、筋肉がついて施術しやすくなったと言われて。そんないい循環ができて、習慣になっています」。
これに注目!
劇場版「TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション」

8月1日(金)より全国東宝系にてロードショー
出演:鈴木亮平、賀来賢人、高杉真宙、生見愛瑠、宮澤エマ/菜々緒/玉山鉄二、江口洋介ほか
監督:松木 彩
脚本:黒岩 勉
配給:東宝
菜々緒さんからの直筆メッセージ

●2025年6月現在の情報です。
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撮影/三好宣弘(RELATION) 取材・文/晴山香織 ヘア&メイク/浦上祐子(ARTS) スタイリング/倉田 強 [掲載協力]JIMMY CHOO Shihara Sportmax