酸味と濃厚みその組み合わせ! 『なすとトマトのピリ辛みそそうめん』のレシピ【10カ月の離乳食も】

こんにちは、料理家・発酵マイスターの榎本美沙です。
この連載では、同じ食材を取り分けて作る、息子の離乳食と夫婦の大人ごはんと、初めての育児にドタバタしている(笑)、榎本家の様子をお伝えしています。
■息子の成長日記
■今月の親子食材「なす、トマト、そうめん。おまけですいか」
■子どもごはん「夏野菜とツナのみそそうめん」のレシピ
■大人ごはん「夏野菜のピリ辛みそそうめん」のレシピ
息子の成長日記
最近の息子のブームは……「スイッチ」!
リモコンでも何でもスイッチをすべて押します(笑)。
いちばん困っているのがハードディスク。
右側のスイッチを押すと左側のDVDの扉が開くというのを理解して、何度も押してしまうので、テレビがついたり消えたり……。
いつ壊れてしまうかとハラハラしています。
引き続き、動くのも大好きで、
撮影中にベビーサークルに入ってもらっていたら、こんな感じにはみ出ていました……(笑)。
そしてわが家もようやくベビーチェアを購入!
今まではバウンサーで離乳食をあげていたので、少しは食べやすくなるかなと思います。
今月の親子食材「なす、トマト、そうめん。おまけですいか!」
今月の親子食材は「なす、トマト、そうめん」です。
夏なのでおまけに「すいか」も……!
10カ月になり食べられるものも増えてきた息子。
今月は、親子で同じものを食べる楽しさも味わってほしいと思い、大人ごはん、子どもごはん、どちらもほぼ同じ食材で作ります!
なす、トマト、そうめん、すいかと調理するものが多いのですが、子どもごはんの残りは小分けにして冷凍すれば、後日の離乳食作りが楽になると思いますよ!
旬の野菜を、夏の風物詩そうめんに合わせた、夏を満喫できる親子ごはん。
味つけはどちらもみそ味ですが、大人ごはんは少しピリ辛にしてお楽しみください♪

【夏野菜とツナのみそそうめん】
【すいか】


『夏野菜とツナのみそそうめん』の材料と作り方
(1)
なす1個は皮をむいて幅5mmの輪切りにし、10分ほど水にさらしアク抜きする。5mm四方に切って耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかけて少々水を加えて柔らかくなるまで電子レンジ(600W)で加熱して蒸す。
(2)
トマト1個は湯むきして5mm角に切り※ 電子レンジ(600W)で柔らかくなるまで加熱する。食べる分を取り分けておく。
※わが家はトマトに慣れているので種ごとあげています。
【POINT】
大人ごはんで使うトマト1個もいっしょに湯むきすると便利!
(3)
ツナ缶と(2)で取り分けたトマトをいっしょにレンジ加熱する。目安はトマトが温まる程度。
【POINT】
ツナだけでレンジ加熱すると水分がとんでパサパサになってしまうので、トマトと一緒に温めて。
(4)
冷凍ストックしておいた野菜だし(野菜を蒸したときの蒸し汁)にみそ少々を溶いてつゆを作る。
そうめんは袋の表示の2倍以上の5分ほどゆでてしっかりと柔らかくする。水洗いして塩分を洗い流し、1〜2cm程度の長さに切る。
つけ合わせのすいかは、5mm角程度に切って、柔らかくなるまでレンジ加熱します。
なす、トマト、そうめん、すいかは、余ったぶんを小分けにして冷凍保存しておくと便利ですよ!
ちなみに、そうめんはまず子ども用を半分に折ってざるに入れてゆで、ゆで上がってから大人用をあとからゆでると楽です。

【夏野菜のピリ辛みそそうめん】
【すいか】
夏の暑い時期の定番〈そうめん〉!
今回は、めんつゆではなく、角切りトマトとみそで作るピリ辛だれで、食欲のそそる味わいに仕上げます。
『夏野菜のピリ辛みそそうめん』の材料と作り方
(1)
なす2個はへたを切り落として1個ずつラップに包み、電子レンジ(600W)で3分ほど加熱する。粗熱が取れたら縦に裂く。
(2)
子ども用と合わせて湯むきしたトマト1個を1cm角に切り、みそ、ごま油各小さじ2、豆板醤小さじ1/4と混ぜ合わせてトマトだれを作る。
(3)
袋の表示どおにゆでたそうめん3束に、なす、トマトだれをかけて、細切りにした青じそをのせる。
なすとそうめんに、トマトだれをしっかりからめてどうぞ!
息子は今回も完食!
ですが……、
そうめんがおいしかったようで、食べ終わると、なくなってしまった絶望感で号泣(笑)。
また今度食べようね〜!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回は9月9日(土)更新の予定です。
また次回も楽しみにしていただけたらと思います。
榎本美沙
料理家・発酵マイスター。発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。 YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、 Instagram(@misa_enomoto)、 夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。最新刊『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と溪谷社)が好評発売中。その他の著書に『今すぐ始められる、毎日続けられる。ゆる発酵』(小社)、『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社)など。

写真・文/榎本美沙 ヘッダー写真/砂原 文