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ジョーさん。の「漬け」めし

『ジョーさん。の漬けめし』は、SNSなどで人気の料理研究家・ジョーさん。による「漬け」レシピに特化した連載。季節に合わせて手を替え品を替えて作られたアイディアたっぷりの「漬けめし」、ぜひご覧ください!

バターナッツかぼちゃ、生で食べられるって知ってた?生ハムとあえるだけの絶品ラぺも

ジョーさん。の「漬け」めし

こんにちは、料理研究家のジョーさん。です。

皆さん、「バターナッツかぼちゃ」をご存じですか?
最近ではスーパーでも見かけるようになりました。パッと見ただけではどう使うのかわかりにくい野菜なのですが、じつは、かぼちゃとうりのいいとこ取りのような野菜です。

煮炊きすればホクホクでおいしく、生で食べてもコリコリとした食感でこれまたおいしい。さらに、普通のかぼちゃと同じようにβ-カロテンやビタミンE、カリウムなどの栄養豊富! しかも日もちします。(常温で2ヵ月ほど)

僕の推し野菜なので、まだ試したことがないというかたはぜひその便利さを味わっていただきたい……! ということで、普通に焼くだけなどとはまた違った食べ方をご紹介。バターナッツかぼちゃを生でいただくレシピです。

『バターナッツかぼちゃラぺ』のレシピ

調理時間

10分

材料(2人分)

バターナッツかぼちゃ 150g
塩 小さじ1/4
オリーブオイル 大さじ2
レモン汁 小さじ1
生ハム 5〜6枚(約70g)

作り方

1.バターナッツかぼちゃはピーラーで皮をむき、そのままピーラーで薄くスライスする。

今回は全体的にスライスにしましたが、すぐには使いきれないというかたは、使わない部分の皮を残しつつむいてください。もちろん食べる分だけ切り分けてからむいてもOK。

ピーラーを使うことで、スライサーがなくても薄くスライスができます。ピーラーがなければ包丁でごく薄切りなどにしてもOK。

2.ボールに入れ、塩を加えてかるく混ぜ、5分ほどおいてなじませる。

3.汁けが出ていたら捨てる。生ハムを手でちぎって加え、オリーブオイル、レモン汁を混ぜ合わせてから加え、全体をあえる。

保存方法・保存期間の目安

作りおきも可能です。清潔な容器で冷蔵保存し、3日以内に食べきってください。 残ったバターナッツかぼちゃはもちろん生で食べても、角切りにしてレンジで加熱するだけでもほっくりおいしくいただけます。

余談ですが、「ラペ」はフランス語で「すりおろす」という意味なのだそうです。チーズグレーターのような大きめのおろし金で細かくするのが本来のラペです。そのため、厳密には今回のレシピはラペではないのですが、日本では〈せん切りや、スライスした野菜のマリネ〉として定着しているので今回はそちらの名前でご紹介しました。

こちらのレシピのイメージは、じつは「生ハムメロン」です。

生のバターナッツかぼちゃは、ウリ科特有のフルーティさと、ほんのりとした甘みがあります。 ご存じのとおりメロンもウリ科なので、生ハムを合わせることで同じような方向性の料理にしているのです。甘さがたりないよ! というかたははちみつを少量たしてみてください。生でいただけるバターナッツかぼちゃならではの食べ方ですので、ぜひぜひ試してみてくださいね。

料理研究家 ジョーさん。

ジョーさん。

料理研究家。世界に一つでも多くの幸せな食卓を作り出すをミッションに活動する。
WEBで“バズる”レシピを得意とし、X(Twitter)フォロワー数は39.7万、Instagramは8.5万。『めんどうなことしないうまさ極みレシピ』(KADOKAWA)など、レシピ本を5冊上梓。(2023年6月現在)
2021年に法人化した、レシピ動画制作、フードスタイリング、撮影、記事執筆などをワンストップで行う、食に特化した制作会社を運営している。
X(Twitter) Instagram Youtube 公式レシピサイト「タベタノ?」

撮影・文/ジョーさん。