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【20分で⁉時短煮しめ】材料4つ・フライパンで味しみの裏技、飾り切りのコツも紹介

正月料理の定番・煮しめ。おせちに欠かせない存在ですが、仕込みに時間がかかるイメージも……。

そこで、具材はあえて4つに厳選。フライパンでガッと煮ふくめれば、短時間でもしっかり味がなじみます。思わず「20分でここまで?」と声が出る満足感。飾り切りの野菜をトッピングすれば、華やかさも添えてくれます。

『フライパン煮しめ』のレシピ

材料(4人分)

鶏もも肉(から揚げ用)……300g
れんこん(大)……1節(約250g)
ごぼう(大)……1本(約200g)
干ししいたけ(香信)……30g(9~10個)

〈照り甘しょうゆつゆ〉
水……1と1/2カップ
しょうゆ……大さじ3
砂糖……大さじ2
酒……大さじ2
みりん……大さじ2

サラダ油

下準備

・れんこんは皮をむき、幅7mmのいちょう切りにする。
・ごぼうは皮を包丁の背でこそげ、幅7mmの斜め切りにし、れんこんとともに水にさらして水けをきる。
・干ししいたけは、さっと洗い、軸を根元から手で折って(もしくはキッチンばさみで切って)取り除き、3つ~4つに割る。

作り方

(1)鶏肉を炒める

フライパンにサラダ油大さじ1を強めの中火で熱する。鶏肉を皮目を下にして並べ入れ、1~2分こんがりと焼き、全体をさっと炒める。

(2)れんこん、ごぼう、干ししいたけを加える

れんこん、ごぼうを加え、油が回るまで1分ほど炒める。照り甘しょうゆつゆの材料を順に加え、干ししいたけを加えて混ぜ、ひと煮立ちしたらアクを取る。落としぶた(下記POINT その②参照)をして、7分ほど煮る。

(3)汁けをとばしながら、炒める

落としぶたをはずし、ときどき混ぜながら2分ほど炒め、汁けをとばす。ほとんど汁けがなくなったら火を止め、器に盛る。

超特急POINT

その➀ 薄い干ししいたけ〈香信〉を使い、煮汁の中でもどす!

使用する干ししいたけは、かさが肉厚で、水もどしが必要な「どんこ」ではなく、薄くてもどし時間が短い「香信」を使用。煮汁の中でもどすから、味もしっかりしみます。

その② 〈落としぶた〉効果で、れんこんもごぼうも最短で煮える!

落としぶた(フライパンの直径よりひとまわり大きく切ったオーブン用シートの中心に、小さく穴をあけたもの)をすることで、つゆが全体にいきわたり、根菜類に早く火が通って時短に。

切ってゆでるだけ! 華やかさアップの飾り切りトッピング

〈矢羽根きぬさや〉
きぬさやは筋を取り、へたのほうを1cmほど切り落とし、反対側をV字に切る。小鍋に湯を沸かし、塩少々とともに加えてさっとゆで、水にとってさます。

〈梅にんじん〉
にんじんは幅1cmの輪切りにし、抜き型で梅形に抜く。小鍋に入れて、かぶるくらいの水を注ぎ、柔らかくなるまでゆでる。

お正月準備で忙しい日でも、手早く用意できて、味はしっかり本格派。新年を迎える食卓を、ほどよく整えてくれますよ。

教えてくれたのは…
小林 まさみコバヤシ マサミ
料理家

会社勤めをしながら料理研究家を目指し、調理師学校で学ぶ。料理研究家やフードコーディネーターのアシスタントを経て独立。主婦になってから料理の道に入ったため、読者目線の無理のない、作りやすいレシピに定評がある。

詳細はこちら

(『オレンジページ』2017年1月17日号より)

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料理/小林まさみ  撮影/鈴木泰介 スタイリング/渡会順子 文/池田なるみ