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ジョーさん。の「漬け」めし

『ジョーさん。の漬けめし』は、SNSなどで人気の料理研究家・ジョーさん。による「漬け」レシピに特化した連載。季節に合わせて手を替え品を替えて作られたアイディアたっぷりの「漬けめし」、ぜひご覧ください!

じつはめちゃ合う!『なすのお好み焼き』のレシピ/塩漬けでうまみ倍増&失敗知らず

ジョーさん。の「漬け」めし

こんにちは、料理研究家のジョーさん。です。

今回ご紹介する『なすのお好み焼き』。

「お好み焼きになす?」と思われるかもしれませんが、お好み焼きは懐が深い料理なので、中に入れる野菜は比較的何でも合うんです。夏から秋にかけてたくさん食べたい「なす」との相性も◎。

ただ、なすに限らず水分量には要注意。野菜から出た水分をコントロールできないと、べちゃっとしてしまったり、生地がまとまらなかったりします。

それを解決してくれるのが今回の塩もみ→漬けおく工程です。
なすは水分量の個体差がかなりあるので、先に塩もみすることで水分を出してしまい一定にします。

ほどよく下味もつくのでよりおいしく感じられますよ。

『なすのお好み焼き』のレシピ

調理時間

20分

材料(2〜3人分)

なす(大) 3本(約300g)
塩 小さじ1

〈A〉
お好み焼き粉 100g
卵 1個
水 120ml

豚バラ薄切り肉 80g
ソース・マヨネーズ・削り節・青のり・好みで紅しょうが 各適宜

作り方

1.なすは長さを半分に切り、棒状に4〜6等分に切る。

なすは太い部分は6等分くらい、細い部分は4等分くらいに切るとおおよそ大きさがそろいます。

2.ボールになすを入れ、塩を加えてよくもみ込む。5分ほど漬けおいたら、出てきた水分を絞る。

なすの塩もみは、想像している以上に力を入れてギュッギュッとつぶします。力があまり強くないと言うという方は体重をかけてつぶすのがコツ。うまくできると、火を通した時のように透き通ってきます。

3.ボールにAを混ぜ合わせ、なすを加えてさらに混ぜる。

4.フライパンに油(分量外)をひいて中火で熱し、3の生地を流し入れて丸く広げ、上に豚バラ薄切り肉をのせて4〜5分焼く。

5.ひっくり返したら、ふたをしてさらに4〜5分焼く。器に盛り、ソース・マヨネーズ・削り節・青のり・好みで紅しょうがをのせる。

ここで盛りつけのコツを伝授。 まずソースをスプーンの背などで全体に広げます。その上にマヨネーズを細い口でジグザグにかけたら、このマヨネーズに交差するようにつま楊枝などで線を引くと、模様がついてお店みたいな仕上がりになります。おうちのお好み焼きがワンランク格上げできたような気分になるのでぜひやってみてくださいね。

塩もみしたなすは、もちろんお好み焼き以外にもいろいろ使えます。水分が出にくいので、炒めものに使ってもべちゃっとしにくいですし、このまま食べてもおいしいです。その場合はみょうがや塩昆布とあえると気のきいた副菜やおつまみに。混ぜご飯なんかもおいしいですよ。

料理研究家 ジョーさん。

ジョーさん。

料理研究家。世界に一つでも多くの幸せな食卓を作り出すをミッションに活動する。
WEBで“バズる”レシピを得意とし、X(Twitter)フォロワー数は39.7万、Instagramは8.5万。『めんどうなことしないうまさ極みレシピ』(KADOKAWA)など、レシピ本を5冊上梓。(2023年6月現在)
2021年に法人化した、レシピ動画制作、フードスタイリング、撮影、記事執筆などをワンストップで行う、食に特化した制作会社を運営している。
X(Twitter) Instagram Youtube 公式レシピサイト「タベタノ?」

撮影・文/ジョーさん。