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ふっくらツヤツヤ『基本の黒豆』の煮方。重曹なし、初めてでも失敗しない/動画あり

年に一度のごちそう、おせちの定番「黒豆」。じっくり煮てふっくらつやつやに仕上げれば、特別感も高まります。

作業はとってもシンプル。材料を鍋に入れたら、あとはコトコト煮るだけ。甘さ控えめでほったらかしOK。保存もきくので、あらかじめ作っておけば慌ただしいお正月もひと安心。動画とあわせて、ぜひチェックしてみてください。

『黒豆』のレシピ

材料(作りやすい分量)

黒豆……250g

〈A〉  
砂糖……200g  
しょうゆ……大さじ1と1/2  
塩(粒が粗めのもの)……小さじ1/2

作り方

(1)黒豆はたっぷりの水でざっと洗い、ざるに上げて水けをきる。

(2)口径約20cmの厚手の鍋※に水6カップを入れて強火にかけ、沸騰したら〈A〉を加え、ひと混ぜして火を止める。

黒豆を加え、ふたをして8~10時間おき、黒豆をもどす。

※アルミ製は鍋の中が黒ずむことがあるので、避けたほうがよい。

(3)(2)の鍋を中火にかけ、煮立ってきたらアクを取り除く。

(4)火加減をごく弱火にする※。1~2mm程度開くように少しずらしてふたをし、5~6時間煮る。煮汁が吹きこぼれないように途中何度か鍋の中を確認し、煮汁が蒸発して黒豆が液面から出ていたら、かぶるくらいの水を加える。

※黒豆がゆらゆらとおどらず、煮汁の液面がほとんど揺れない程度にする。

POINT
途中吹きこぼれて煮汁が減ってしまうことがあるので、ときどき鍋の中の様子をみてください。

(5)黒豆を1粒すくって粗熱を取り、指でつまんですぐにつぶれれば煮上がり。

黒豆の保存方法

多めにできるので、1/2量はすぐに食べる分として清潔なふたつきの保存容器に入れ、冷蔵保存する(1週間~10日保存可能)。残り1/2量は保存袋に平らに入れて冷蔵保存するか、冷凍用保存袋に入れて冷凍保存しても(約1カ月保存可能)。どちらも黒豆が煮汁に完全に浸っている状態で保存する。

上品な甘さに仕上げた黒豆は、おせちの一品としても格別。心のこもった手作りの味で、新年をゆったりと迎えてください。

『黒豆』の作り方を動画でチェック!

『オレンジページ』2026年1月2日号より)

教えてくれたのは…
石原 洋子イシハラ ヒロコ
料理家

日本料理、フランス料理、中国料理をその道の第一人者からそれぞれ学んだのち、自宅で料理教室を主宰。料理教室の歴史は半世紀近くに及び、なかには当初から通い続ける生徒がいるほど信頼が厚い。TV、雑誌、書籍のレシピは、しっかりとした基礎と豊富な知識にもとづいた、だれが作ってもおいしいと定評がある。

詳細はこちら

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料理/石原洋子  撮影/澤木央子 スタイリング/駒井京子 文/池田なるみ