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【帰省ブルーを感じる人が約7割】親戚との会話、手伝い、土産、上手な乗り切り方は?

年末年始、帰省の予定はありますか?オレンジページ読者への調査では、なんと約7割の人が「帰省ブルー」を感じていることが判明。混雑や大荷物での移動が、ちょっとしたストレスになることもあるようです。

【帰省ブルー、感じることがある?】

今回は、読者のリアルな声とともに、気になる手土産事情もチェック。マナーのプロ・村山紀子さんに、帰省時の気くばりポイントをアドバイスしていただきました。

帰省する際の悩みごとは?

1位 親や親戚との会話・関わり
2位 移動の手配や混雑・疲労
3位 食事の準備や家事の手伝い

ふだんから交流がない人とのコミュニケーションに戸惑いを感じる人が多いもよう。会話がもたないときは「相手にひたすら質問をして間を埋めるといいですよ」と村山さん。

義理の実家に、毎年親戚が勢ぞろい。すごい人数なので、お酌するだけでひと苦労です。

みちさん

【マナーの先生、教えて!】行かなくてもいい?

精神的な負担が大きいようなら、セパレート帰省を。無理をする必要はありませんが、親や義父母、配偶者へ感謝の気持ちを伝えるなど気くばりは忘れずに。年末年始は「親や親戚に孝行をする日!」と決めておくと、気分的に楽になります。

双方とも両親が高齢で、食事の準備など自分たちがしなければならないので大変!

gyouさん

【マナーの先生、教えて!】本音を見極めるには?

お手伝いを申し出ても「いいのよ、座ってて」と言われ、座ったまま だと「気がきかない」なんて言われてしまうことも。本当に手伝いが 不要か見極めるためにも、「お手伝いします」と2回申し出ましょう。 それでも断られたら、座っていてもいいという判断に(笑)。

帰省のたびにお土産と荷物に四苦八苦。極めつきが帰省渋滞。大変だったけど、笑って話せる思い出です。

こにさん

手土産、持っていく?

◆自分の実家へ
必ず持っていく…………… 65%
ときどき持っていく……… 21%
持っていかない………………14%

◆ 配偶者の実家へ
必ず持っていく……………… 75%
ときどき持っていく……… 15%
持っていかない……………… 10%

実家と義理の実家、どちらも「必ず持っていく」派が多数。予算は1000~ 3000円で、地域の名物や、駅や百貨店で人気のお菓子を買うという人が多くいました。

義父が好きな銘柄の日本酒を持っていきます。喜んで少しずつ飲んでくれるので、こちらまでうれしくな ります。

めぐさん

【マナーの先生、教えて!】手土産は必要ですか?

1000円程度のものでもいいので持参しましょう。双方の実家を回る際、手土産の値段に差をつけるとバレた際に問題になりがち。 差をつけず、同じものを持参するとモメることが少なそうです。持っていく手土産は、相手の好みをリサーチして決めるのがベター。

帰省のスタイルや手土産の悩みは十人十色。でも、ちょっとした準備や気くばりで、帰省はもっと楽しくなるはず。気負わず、自分らしく、大事な人との時間を過ごしてくださいね。

アドバイスをくれたのは……村山紀子さん

マナー・コミュニケーションインストラクター、日本現代作法会総師範。教育の場でキャリアカウンセリングやマナー指導も行う。冠婚葬祭やテーブルマナーをわかりやすく伝えるYouTubeチャンネル「令嬢養成学校チャンネル」が人気。

『オレンジページ』2026年1月2日号より)

取材・文/和栗 恵 イラスト/黒猫まな子 アンケート対象/オレンジページメンバーズ(回答数:1338 件) 文/池田なるみ