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季節を楽しむ料理編集者・藤岡操さんの自由きままな「旬レシピ」
藤岡操さんの料理モットーは「旬を逃さず味わいたい」「軽やかに楽しみたい」の2つ。とにかく気分優先(笑)、思い立ったら作る! むずかしいことはなし、材料も工程もシンプルな「操さんの気ままな旬レシピ」を楽しんで。

材料2つの簡単桃スイーツ。凍らせるだけでシャリうま『桃のメープルシャーベット』

藤岡操さんの自由きままな「旬レシピ」
旬の食材について。

桃ははかない。旬の時期は短く、口に入れるとあっという間になくなってしまう。
それがなんとも寂しくて、いろんな楽しみ方を考えてしまいます。

数年前からハマっている「桃のレモン紅茶漬け」「桃ラム」に続く、桃のお楽しみレシピ。
それが、「桃のメープルシャーベット」です。
作り方は超簡単。桃をメープルシロップでマリネして、凍らせるだけ。桃の香りがふわ〜、追いかけるようにメープルの風味がふわ〜。ひんやりすっきり、すこやかさが体にしみわたります。

翌日は、桃のシャーベットに冷蔵庫にあったマーマレードを加え、炭酸水で割って「桃ソーダ」に。これがあまりにもおいしくて、思わず小おどり! マーマレードのさわやかな甘みと香りがいいアクセントになっている!

果物好きの夫も、シャーベット、桃ソーダ、どちらも気に入ったようで、「おいしい〜!」を連発。2人で奪い合うように桃2個分のシャーベットを完食。やっぱり桃ははかない。でも、それがうれしかったりもするのです。

『桃のメープルシャーベット』のレシピ

材料(作りやすい分量)

桃……1個
メープルシロップ(さとうきび糖でもOK)……大さじ2

作り方

(1)
桃はアボカドを切るときと同様に、割れ目にそって縦に一周切り込みを入れ、両手で互い違いにひねって、半分に分ける。種が残ったほうの身は、縦2等分になるよう種に当たるまで包丁で切り込みを入れ、種から身をはずし、皮をむいて小さめの角切りにする。種のないほうの身は、縦2等分に切って皮をむき、小さめの角切りにする。

(2)
冷凍用保存袋に入れ、メープルシロップを加えて空気を抜き、全体になじませる(さとうきび糖を使う場合は、果肉をつぶしすぎないようにもみ込み、砂糖をかるく溶かす)。

(3)
少し平らにして4時間以上凍らせる。袋に入った状態で、手で割って器に盛る。

操さんおすすめ、パパッともう一品
「マーマレードと炭酸水を加えて、桃ソーダに!」

マーマレードを加え、炭酸水を注ぎ、桃をすくいながらいただきます。桃とマーマレードの相性が抜群。炭酸を吸った桃がシュワシュワに!

炭酸で割る前に少しつまみ食いを(笑)。シャーベットをくずし、マーマレードと少しからめて食べても。

次回は「ゴーヤーのピクルス」です。お楽しみに!

PROFILE
藤岡操(ふじおか・みさお)

編集者、栄養士、フードコーディネーター。
釣り雑誌の編集部、フードカタログの編集部など、出版社勤務を経て独立。雑誌、書籍、WEB、広告の仕事に携わる。著書・編著書に『ごはんに化ける ズルイおつまみ』(二見書房)、『ワインに合うおうち×レシピ123』『ビールおつまみ123』『毎朝が楽しくなる! 朝ごはん』『ご当地おつまみ人気レシピ』『一冊まるごとパクチー本』(すべてエイ出版社)などがある
X:https://x.com/fujiokamisao
Instagram:https://www.instagram.com/misao_fujioka/

『季節を楽しむ料理編集者・藤岡操さんの自由きままな「旬レシピ」』月2回更新・過去の連載はこちら

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料理・写真・文・イラスト/藤岡操