初めてトライするお菓子でも失敗知らず。そんな素材の配合が、「黄金比率」です。
黄金比率のレシピで簡単、失敗しらず。基本のクレープ生地の作り方/焦がしバターで

シンプルだから作りやすい
クレープ生地
の
黄金比率
薄力粉
40
g
砂糖
20
g
卵
1
個
バター
10
g
牛乳
1/2
カップ
口に運ぶとふわりと広がる
焦がしバターの風味。
縁はパリッと香ばしく、生地はむっちり。
主役になれるクレープ生地です。
クレープ生地

クレープ生地に使うバターは、有塩のもの。
ほどよい塩けがポイントに。
少し色づくまで焦がしてから加えると、香りと味が引き立ちます。
生地を薄くきれいに広げるコツは、手首を返すようにしてフライパンを回しながら流し入れること。
縁がこんがりと色づいたら、焼き上がりの合図です。
材料(直径20cmのもの6枚分)
薄力粉
40g
グラニュー糖(または上白糖)
20g
卵(Mサイズ)
1個
バター(有塩のもの)
10g
牛乳
1/2カップ
今回使ったフライパン
直径20cmのもの。
鉄製だと、クレープ生地の特徴「ちりめん模様」がはっきりとつきやすい。

作り方
1
ボールに薄力粉、グラニュー糖を入れて混ぜ、中央をくぼませる。くぼみに卵を割り入れ、泡立て器でほぐしてから、粉類を少しずつ巻き込むように混ぜる(こうするとだまにならない)。

2
粉っぽさがなくなったら、牛乳を⅓量ほど加えて、泡立て器で混ぜる。残りの牛乳を少しずつ加えながら、全体がなじむまで混ぜる。

3
フライパンにバターを入れ、強めの中火で熱して少し色づくくらいまで焦がす(少し焦がしたほうが香りよく仕上がる)。耐熱のゴムべらを使って②のボールに加える。全体がなじむまで泡立て器で混ぜる。

4
③のフライパンの鍋肌に残ったバターは、拭き取らないように、そっとペーパータオルで全体に広げる。フライパンを弱めの中火で熱し、しっかり温める。フライパンを持ち上げて回しながら、③の生地の⅙量をおたまで流し入れ、全体に薄く広げる。

5
フライパンをコンロに戻し、生地の縁にこんがりと焼き色がつくまで焼く。竹串の先で生地の縁をぐるりとはがし、端を持ち上げて指でつまみ(やけどに注意)、上下を返す。5秒ほどさっと焼く。

6
フライパンごと返して生地を網の上に取り出し、さます。残りの生地も同様に焼く。ただし、生地の粉が沈むので、そのつど泡立て器でさっと混ぜてからフライパンに流し入れる。生地は網の上に重ねて取り出してOK。
(1枚分71kcal、塩分0.1g)


焼き上がった生地は、好みのトッピングでめしあがれ。グラニュー糖小さじ1/2程度をふってからたたみ、バターや好みのフルーツをのせたり、チョコレートソースや好みの洋酒をかけたりしても。

料理/荻田尚子 撮影/福尾美雪 スタイリング/池水陽子 熱量・塩分計算/五戸美香(スタジオナッツ)