【髪の夏バテ抜け】が、増えてるってホント?夏は髪にも日焼け止めが正解/医師監修

先日、末娘と地元の渡し舟の会に参加してまいりました。自転車をこぎこぎ、河川敷の川辺に到着したときにはすでに汗びっしょり。さらに、強烈な紫外線が容赦なく、命よりも大事なわが髪と頭皮を痛めつけてきます。しかし、日焼け止めスプレーと日傘で髪と頭皮をガードした私に怖いものなどありません。娘が乗船し、静々と進んでいく渡し舟の風流な光景を見守りながら、しっかり髪と頭皮も守ることができ、娘も私もご満悦。帰宅後はモロヘイヤの冷や汁(8/17号で紹介)で締めくくるという、最高の紫外線対策デーを過ごせました。地元の児童館の皆さま、心より御礼申し上げます。
本日のお題「夏の髪ダメージ対策」
今回の美の賢人は……浜中聡子先生

「クレアージュ エイジングケアクリニック」総院長。国際アンチエイジング医学会専門医。頭髪の悩みを中心に、加齢によるさまざまな悩みを診療・治療している。
賢人の教え
日焼け止めスプレーと洗髪で対策せよ
夏の髪や頭皮のダメージの主な原因は紫外線と汗です。髪や頭皮も皮膚の一部。皮膚と同様に紫外線の影響を受け、日焼けトラブルを起こします。また、頭皮は皮脂分泌が多く、汗や皮脂、汚れがたまり、かぶれやにおいなどのトラブルが起きやすい場所。そして、最近増加しているのが「夏バテ抜け」です。睡眠不足や食欲不振が続くと、頭皮や髪の環境が悪化します。髪は体力が落ちると最初にダメージを受け、変化が出やすい場所なのです。そのうえ、冷房冷えが血流不全を起こし、髪に影響が出ることもあります。思った以上に髪や頭皮は夏にダメージを受けてしまうのです。
紫外線ダメージから髪や頭皮を守るためには、日傘を使うのがいいでしょう。帽子は蒸れやすく、脂漏性湿疹の原因にもなるので、かぶる場合はこまめに汗を拭くなどのケアが必要です。また、髪や頭皮に日焼け止めスプレーを使うのもおすすめ。さらに、帰宅したらすぐに洗髪し、髪や頭皮についた汗やほこりなどの汚れを取り除くことが大切です。髪が夏バテの影響を受けないように、しっかり寝食することも心がけましょう。夏に受けたダメージは秋の髪の状態も左右します。
編集部おすすめ!日焼け止めスプレー

①「汗、皮脂を吸着する微粒子パウダー配合だからサラサラで快適な使用感。華やかなティーローズの香り。SPF50+・PA++++」スカルプDボーテ UVスプレー80g 2750円(編集部調べ)/ アンファー TEL0120-059-595
②「敏感肌にも使える低刺激設計。紫外線やPM2.5などの大気中微粒子によるダメージから髪や頭皮を守ります。SPF50+・PA++++」アンテリオス UVプロテクションミスト 50g 3300円(編集部調べ)/ラ ロッシュ ポゼ TEL03-6911-8572
③「UV・保湿・大気汚染対策と、フレグランス効果を一本で対応。日中の頭皮の皮脂をコントロールしてすこやかに整えます。SPF50+・PA++++」ラサーナ プレミオール プロテクト スプレー 60g 1650円(編集部調べ)/ヤマサキ TEL0120-788-682
日焼け止めスプレーの使い方

ボトルをよく振り、髪や頭皮から15cmほど離して適量をスプレーします。使用時は目や口は閉じましょう。
洗髪のポイント

(1)髪や頭皮をお湯でしっかりぬらし、かるく洗う。手のひらにシャンプーを適量とり、泡立てる。衿あし、後頭部、側頭部、頭頂部、前頭部、生え際の順番で、指の腹を頭皮に密着させて地肌が動く程度の力でマッサージするように洗う。

(2)シャワーヘッドを下から上に向けて、毛の流れに逆らうように流し、すすぐ。シャンプーの泡が頭皮に残らないようにする。とくに衿あしや後頭部付近は流し残しが多いので注意する。
コウケンテツさん プロフィール

食材のよさを生かした手軽な家庭料理の数々が人気の料理家。YouTube公式チャンネル「Koh Kentetsu Kitchen」で秘伝のレシピを公開中。高1、中1、小2の1男2女の父。
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日記・日記写真・モデル/コウ ケンテツ 監修/浜中聡子 撮影/田村昌裕 スタイリング/駒井京子 イラスト/加納徳博 取材・文/田中祐子