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コウケンテツ50歳 美を学ぶ

「年を重ねてもこぎれいなおじさんでありたい」というコウさんの熱い思いから生まれたこの企画。美容初心者のコウケンテツさんとともに、〈美〉について賢人たちに学ぶ連載です。

気になる加齢臭。医師が教える対策とは/皮脂の落とし方とお薦めデオドラントスティック

コウケンテツ50歳 美を学ぶ

「パパ、なんか臭いよ」。愛するわが子から絶対に言われたくないな……。ならばそうならないように対策を講じればいいのだ!

人はその誕生から、時間の経過にともなって身体の構造や機能が変化し、衰えていくものですが、それを加齢や老化のせいにして諦めるのではなく、対策を講じることであらがうことができる! この連載で学んだもっとも大切なことです。あれだけ恐れていた加齢臭だってへっちゃらさ。カギは「皮脂腺」を攻略すること。スティック制汗剤はとても扱いやすく、常時携帯したいすぐれものですね。

本日のお題「加齢臭対策」

今回の美の賢人は……下方 征先生

下方征先生

渋谷スクランブル皮膚科院長。皮膚科専門医。さまざまな汗の症状や困りごとのカウンセリングや、治療を手がけている汗のスペシャリスト。

賢人の教え
皮脂を取り除き、
デオドラントスティックで封じこめる

加齢臭のにおいの原因となるのは、体から出た皮脂が酸化したノネナールという成分です。男性は30歳ごろに出はじめ、40歳以降に本格的に増えて60歳ごろにピークを迎えます。女性は、50歳以降や更年期以降に出やすくなります。皮脂の成分は加齢による変化はあまりありませんが、加齢によるホルモンバランスのくずれが皮脂量を増加させ、加齢臭の発生に影響するのです。皮脂の分泌量が増えたのにもかかわらず、きちんと取り除かずにいると、加齢臭としてにおってしまいます。

まずは毎日のバスタイムで、皮脂汚れをしっかりと洗い流すことが加齢臭対策の大事なポイント。とくに、体には皮脂腺が多いところがあり、その部分をしっかりとケアするようにしましょう。上半身なら、耳の後ろ、首の後ろ(うなじ)、背中、わきに皮脂腺が多く、皮脂がたまりやすい場所です。入浴時に皮脂がたまりやすい場所をしっかりと洗うことで加齢臭の発生を止めることができます。さらに、汗や皮脂をコントロールする作用のあるデオドラントスティック(制汗剤)をお出かけ前に使うのも、加齢臭の発生を減らすことができるのでおすすめの対策です。


賢人おすすめ!デオドラントスティック

①「汗、こすれ、熱に強く、しっかり殺菌防臭してくれるデオドラントスティック。白残りしないサラサラクリーム配合」 QB薬用デオドラントバー40C 20g 1540円(編集部調べ)/リベルタ TEL0120-718-456

②「さらっとなめらかな塗りごこち、高密着処方で長時間効果が持続します。わき汗、においの発生を防ぐ薬用デオドラントスティック」 デオカラット 薬用デオドラント スティック 20g 990円(編集部調べ)/コーセーコスメポート TEL0800-222-2202

③「いやなにおいを包み込んで目立たなくするスペシャルな香料を配合。肌にピタッと密着して、においケアをしてくれます」 エージーデオ24 デオドラントスティックDX(無香性)[医薬部外品] 20g 1188円(編集部調べ)/ファイントゥデイ TEL0120-202-166


皮脂の落とし方

耳の後ろや首の後ろ、背中、わきは、ボディソープをつけたタオルでやさしく肌の表面をなでるようにこすり洗いし、しっかりと洗い流す。タオルは、皮脂をしっかりとからめとりつつ、肌を傷つけにくい綿のガーゼタオルがおすすめ。また、白いタオルだと汚れが見えやすいので、きちんと落とせているかどうか確認しやすいのが◎。

デオドラントスティックの選び方・使い方

お出かけ前に、耳の後ろや首の後ろ、背中、わきなど皮脂腺の多いところ、においが気になりがちなところに適量を塗る。首まわりの見えるところ、衣類と触れるところにも塗るので、白残りしにくいものがいいでしょう。



コウケンテツさん プロフィール

コウケンテツ

食材のよさを生かした手軽な家庭料理の数々が人気の料理家。YouTube公式チャンネル「Koh Kentetsu Kitchen」で秘伝のレシピを公開中。高1、中1、小2の1男2女の父。

『オレンジページ12月2日号』より

※コウさんは誕生日を迎え、51歳になりました。
● 商品の価格は、特に記載のない限り消費税込みの価格です。改定される場合もありますので、ご了承ください。

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日記・モデル/コウ ケンテツ 監修/下方 征 撮影/田村昌裕 イラスト/加納徳博 取材・文/田中祐子

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