高タンパク、ビタミン豊富!コウケンテツさんの『鶏むねのおろし煮』人気美容レシピ
本日のお題
「素肌を考える」〈FOOD編〉
今回の美の賢人は……日下部淑美先生

管理栄養士、陰陽五行臓活食養普及協会会長。クリニックや施設、企業などにおいて4000件以上の症例指導・改善をしてきた健康のジェネラリストであり、食のスペシャリスト。
賢人の教え
たんぱく質、鉄、ビタミンCが
美肌の必須要素
「肌はおもにたんぱく質からできています。三大栄養素のひとつであるたんぱく質を食事でしっかりとることは、美肌をつくる秘訣といえるでしょう。たんぱく質には動物性と植物性があり、動物性のほうがたんぱく質の含有量がより多いのが特徴です。たんぱく質は消化によってアミノ酸に分解・吸収されますが、動物性たんぱく質は植物性に比べて分解・吸収に時間がかかるので、消化を促す〈酵素〉を多く含む大根などといっしょに食べると、より効率的に摂取できます。また、美肌にはたんぱく質の一種であるコラーゲンも大事。体内でコラーゲンをつくり出すときに欠かせない鉄と、ビタミンCを含む小松菜などの季節の野菜をいっしょにとることで、さらに美肌につながります」
レシピひらめいた!
「たんぱく質をたっぷりとれる鶏むね肉をメインに。 大根のビタミンCや消化酵素は熱に弱いので、 煮込まずにさっと合わせるくらいにしよう!」
鶏むねの大根おろし煮

材料(2人分)
- 鶏胸肉1枚(約250g)
- 大根150g
- 小松菜1株
- だし汁1カップ
- 削り節適宜
- しょうがのすりおろし1かけ分
- 塩
- 片栗粉
- しょうゆ
- みりん
作り方
- 鶏肉は縦半分に切って横に薄いそぎ切りにし、塩少々をふって片栗粉大さじ1をまんべんなくまぶす。小松菜は長さ4〜5㎝に切る。大根は皮ごとすりおろし、水けを絞る。
- 鍋にだし汁と、しょうゆ、みりん各大さじ2を入れ、中火にかける。煮立ったら、鶏肉を加えて3〜4分煮る。小松菜を加えてさらに1分ほど煮る。大根おろしを加えてひと煮立ちさせ、器に盛る。しょうがをのせ、削り節を散らす。
(1人分198kcal、塩分1.7g)
皮ごとおろして大根の栄養を余さず使うよ
上質なたんぱく質の宝庫や!
小松菜も大根おろしもさっと煮で
コウケンテツさん プロフィール
※コウさんは誕生日を迎え、51歳になりました。


料理/コウ ケンテツ 監修、熱量・塩分計算/日下部淑美 撮影/田村昌裕 スタイリング/駒井京子 イラスト/加納徳博 取材・文/田中祐子














