食後の眠気は高血糖のサイン?血液ドロドロを防いで血管を守る!セルフチェックリスト
よく聞く「血糖値」というワード。なんとなく知ってはいるけれど、健康診断で指摘されて初めて気になりだした、という人も多いかもしれません。
血糖値は、体の状態を映す大切な指標のひとつ。今回は、血糖値の基本知識や高血糖がもたらすリスク、セルフチェックの方法について、栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅先生に教えていただきました。
血糖値とは? 高いとなぜいけないの?
「血糖」とは血液中を流れるブドウ糖のことですが、血液1dL中のブドウ糖の量を「血糖値」といいます。血糖値が高いと血管や血液の状態が悪化。肥満や糖尿病につながるおそれがあります。
糖質は大切なエネルギー源
健康診断で「血糖値が高め」と指摘され、初めて血糖値の存在を意識した人もいるでしょう。血糖値は身近な測定器がないため、年に1回の健康診断だけが測定のチャンスという人も多いはずです。
さて、私たちは食物からエネルギーを生み出していますが、そのエネルギー源となるのが、糖質、たんぱく質、脂質の三大栄養素。このうち、糖質を含む食物(ご飯やパン・麺、菓子、清涼飲料水、果物など)をとると、糖質は分解されてブドウ糖となり、腸から吸収されて血液中へ。この血液中を流れるブドウ糖が「血糖」です。ブドウ糖は全身をめぐり、エネルギーとして活用されます。
高血糖が続くと血液ドロドロ、血管ボロボロ

「血糖値」は、血液1dL中に含まれるブドウ糖の量です。血糖値は健康な人であれば、70〜140mg/dLに保たれるようになっています。食後は血液中のブドウ糖が増え、血糖値が上がりますが、そのとき活躍するのが、膵臓から分泌されるインスリンというホルモン。インスリンが働いて、ブドウ糖を細胞内に取り込み、血糖値を下げます。
ブドウ糖を取り込む細胞は、主に筋肉細胞、肝細胞、脳細胞の3つ。筋肉や肝臓の細胞は、入ってきた糖をグリコーゲンに変えて保存します。インスリンには血糖値を下げる役割のほか、ブドウ糖を中性脂肪に変える役割があります。
このため肝臓や筋肉に貯蔵しきれずに余ったブドウ糖は、インスリンの働きによって中性脂肪に変えられ、脂肪細胞に保存。これが皮下脂肪や内臓脂肪になり、ひいては肥満へとつながります。
「高血糖がよくないのは、脂肪肝や肥満を招くほか、インスリンがたくさん出続けて、やがて出なくなってしまうから。こうなると血糖値が常に高い状態に。これが糖尿病です。高血糖が続くと血液はドロドロに。血管にも負担がかかり、血管の壁は傷つけられてボロボロになってしまいます」と、「血液サラサラ」の名づけ親で内科医の栗原毅先生は言います。
あてはまる人は、血糖値が高いかも⁉

■ 白いご飯が大好き
■ はっきり言って、早食いだ
■ 野菜は嫌い
■ 食後に必ずデザートを食べる
■ ランチは、定食ものより手早く食べられる麺類を選ぶ
■ 清涼飲料水をよく飲んでいる
■ お酒を飲んだ後はしめのラーメンが欠かせない
■ あめを持ち歩いている
■ 食後に眠くなることが多い
■ 運動の習慣はない
■ 慢性的な睡眠不足
■ 20代の頃よりも体重が5kg以上増えた
上のチェック項目のような食習慣、生活習慣の人は、血糖値が高い可能性があります。一度、健診結果などを確認して、自分の血糖値を知っておきましょう。
セルフチェックや健診結果を活用して、自分の状態を把握することが大切。できることから、少しずつ取り入れてみてください。
『オレンジページ』おとなの健康レシピ〈血糖値を下げる献立〉

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監修/栗原 毅 イラスト/松元まり子 文/池田なるみ







