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電気毛布の電気代は月いくら?100円以下も叶う失敗しない選び方と編集部お薦め9選

寒さ対策に欠かせない電気毛布ですが、「電気代はどのくらいかかるのか」「どれを選べば失敗しないのか」という点も気になりますよね。
この記事では、電気毛布の電気代の目安をはじめ、タイプ別の選び方、安全性やお手入れのポイントを整理しながら、編集部が厳選したおすすめモデルをご紹介します!

教えてくれたのは…
島本 美由紀シマモト ミユキ
料理研究家・ラク家事アドバイザー

料理研究家・ラク家事アドバイザー・防災士。旅先で得たさまざまな感覚を料理や家事のアイデアに活かし、身近な食材で手軽においしく作れるレシピを提案。冷蔵庫収納や食品保存、食品ロス削減アドバイザーとしても活動し、テレビ番組や雑誌に数多く出演。著書は80冊を超える。

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電気毛布の電気代はどのくらい?

電気毛布は、家庭用暖房器具の中でも消費電力が低く、電気代を抑えやすいのが特徴です。一般的な電気毛布の消費電力は30〜70W程度で、強運転時でも1時間あたりの電気代は約0.9〜1.5円前後とされています。
8時間使用した場合でも一晩あたり約10円前後毎日2時間使用した場合の1か月の電気代は約50〜100円程度が目安です。エアコンや電気ヒーターと比べると、電気代は大幅に低く、部分暖房として効率的に使える暖房器具といえます。

電気毛布の選び方とは?

電気毛布を選ぶ際は、「タイプ」「使うシーン」「安全機能」「サイズ」「素材」「お手入れ性」の6点を軸に考えると、自分に合った1枚を選びやすくなります。

電気毛布のタイプで選ぶ

敷き毛布タイプは底冷えが気になる人に

敷き毛布タイプは、敷布団やマットレスの上に敷いて使用する電気毛布です。下からの冷気を遮断しやすく、布団全体を効率よく温められる点が特徴です。
フローリングや畳の底冷えが気になる人、寝返りで毛布がずれやすい人に向いています。ゴムバンド付きの製品を選ぶと、就寝中のずれを防ぎやすくなりますよ。

掛け毛布タイプはひざ掛けとしても使える

掛け毛布タイプは、体の上から掛けて使う電気毛布です。温かさを直接感じやすく、寝具としてだけでなく、リビングやデスクでのひざ掛けとしても使用できます。就寝時以外にも暖を取りたい人や、ソファで過ごす時間が長い人におすすめです!

掛け敷き兼用タイプも!

掛け敷き兼用タイプは、敷き・掛けの両方に使える汎用性の高いタイプです。サイズが大きめの製品が多く、ひざ掛け、敷き毛布、掛け毛布として使い分けができます。使用シーンが限定されないため、初めて電気毛布を購入する人にもぴったりです。

使うシーンに合わせて選ぼう

就寝用なら温度調節機能・タイマー機能付きを

就寝用には、温度調節機能とタイマー機能を備えた電気毛布が適しています。寝ている間の体温上昇や低温やけどを防ぐため、弱運転に設定できることや、自動で電源が切れる機能が重要です。また、軽量で体の動きを妨げにくいものを選ぶと、睡眠中の違和感を軽減でき快適に過ごせますよ。

リビング・デスク用には、着られるタイプのものを

日中の使用には、ひざ掛けタイプや肩から羽織れる形状の電気毛布が使いやすいとされています。ボタン付きの製品なら、ずれにくく作業中も安定して使用可能。USB給電タイプであれば、コンセントの位置を気にせず使えます。

アウトドア・車中泊で使うならUSB給電対応がおすすめ

キャンプや車中泊では、USB給電対応の電気毛布が実用的です。消費電力が30〜55W程度の製品であれば、モバイルバッテリーやポータブル電源でも長時間使用できます。火を使わないため一酸化炭素中毒のリスクがなく、安全性の面でも評価されていますよ。

電気毛布の安全機能もチェックしておこう

電気毛布は長時間使用することが多いため、安全機能の有無が重要です。一定時間で電源が切れる自動オフ機能や、室温の変化に応じて温度を調整するセンサー機能があると、過度な加温を防ぎやすくなります。また、電気用品安全法に基づくPSEマークの表示がある製品を選ぶことも基本条件です。

体の大きさや使う人数にあったサイズを

電気毛布はサイズによって使用感が大きく変わります。一人用であれば130×80cm前後のシングルサイズが扱いやすく、持ち運びにも向いています。
2人で使う場合や体を覆いたい場合は、188×130cm以上の大判サイズが適しています。ただし、温度調節が個別にできない点には注意が必要です。

肌ざわりを左右する布の素材も重要

素材は快適性に直結しますよね。ポリエステル製フリースやマイクロファイバーは保温性が高く、電熱線の感触が伝わりにくい傾向があります。綿素材は吸湿性に優れていますが、生地が薄い場合は内部の電熱線を感じやすいことも。好みの使用感に合わせて、素材を選ぶことが大切です。

丸洗いできるものだと便利! ダニ対策機能付きのものも

多くの電気毛布は、コントローラーを外すことで洗濯機や手洗いに対応しています。寝汗や皮脂汚れを落としやすく、清潔に保ちやすい点がメリットです。ダニ対策機能を備えた製品は、50℃以上の高温運転が可能。手間なく清潔に使える機能が付いているか、購入前にチェックしてくださいね。

編集部おすすめ!人気『電気毛布』9選

電気代の安さ・使いやすさ・洗いやすさ・安全機能といった観点から、編集部が注目した電気毛布を厳選しました! 「どれを買えばいいか迷う」という方は、まずはこちらからチェックしてみてください。

引用:山善

ふわりと軽くて柔らかい生地は、重い毛布が苦手なかたにもおすすめ。敷くだけでなく、ひざ掛けや肩掛けとしてもマルチに活躍してくれます。
つまみを動かすだけのシンプル操作で、その日の気温に合わせた無段階の温度調節が可能。家計に優しい省エネ設計なのも嬉しいですよね。さらに、コントローラーを外せば丸洗いOKで、高温でのダニ対策機能も完備。清潔さを保ちながら使い続けられる商品です。

引用:アイリスオーヤマ

ずっと触っていたくなるような、ふかふかのフランネル素材がたまらない一枚です。敷き・掛けのどちらでも使えるタイプなので、就寝時の底冷え対策から、リビングでのひざ掛けまで幅広く活躍します。
特にお気に入りなのが、「室温センサー」部屋の温度に合わせてあたため具合を自動調整してくれるので、暑くなりすぎず、消費電力も抑えられるのが優秀です。抗菌防臭加工&丸洗いOKで清潔に保てるうえ、ダニ対策機能も完備していますよ。

引用:KOIZUMI

「電磁波が気になるけれど、温かく過ごしたい」という方に自信を持っておすすめしたいのがこちら。二本の発熱線が電磁波を打ち消し合う特殊構造で、発生を90%以上もカットします。
足元を重点的に温める「頭寒足熱配線」は、冷え性のかたにはたまらない設計。さらに室温センサーが周囲の冷え込みを検知して温度を自動調整してくれるので、朝まで心地よい眠りが続きます。

引用:パナソニック

肌触りにこだわったマイクロファイバー素材は、極細繊維の間に空気をたっぷり含むので、さらっと、ふんわり。毛玉ができにくいのも、長く愛用するうえでうれしいポイントです。
冷えやすい足元を重点的に温める「頭寒足熱」の配線構造に加え、室温が下がると自動で設定温度を上げる「室温センサー」など、熟睡のための機能が満載! 暗い部屋でも操作しやすい光るダイヤルなど、使い勝手も抜群です。

引用:広電

なめらかで柔らかなフランネル素材を両面にあしらった、ぜいたくな肌触りが魅力の一枚です。表裏どちらに触れても心地よく、リラックスした時間を過ごせます。
大きな魅力は、従来品と比べて約38%も電力をカットした省エネ仕様。家計への負担を抑えながら、冬の寒さをしっかりしのげるのがうれしいですね。もちろん本体は丸洗いOK。汚れが気になったら手軽に洗えるので、毎日気兼ねなく、清潔に使い続けられます。

引用:山善

ひざ掛けや足入れクッション、さらにはミニカーペットや巻きスカート風まで、なんと「5WAY」で使える超多機能なアイテムです。片面には中綿入りのファー調生地を採用しており、座っても寝転んでも驚くほどふかふかで快適♪ ファスナーひとつで形を自由に変えられるので、家中のあらゆるシーンで活躍します。
機能面では、汗臭やペット臭を分解する「トリプルフレッシュ®」を採用しているのが心強いポイント。電気代も「強」設定で1時間あたり約1.1円と抜群の省エネ設計です。

引用:EPEIOS

発売1ヶ月で完売を記録した、EPEIOS(エペイオス)の人気モデルです。最大の特長は、つい触り続けたくなる長毛素材の柔らかさ。まるで陽だまりに包まれているような、優しいぬくもりを感じられます。
1〜9段階という細かな温度調整に加え、最長12時間で自動オフになる安心機能を搭載。1時間あたりの電気代も約0.62円(弱モード時)と非常に安く、節約したいかたにもおすすめです。

引用:パナソニック

睡眠中の体温変化に寄り添い、おやすみから起床まで温度を自動コントロールする「快温モード」が魅力。寝始めは暖かく、睡眠中はあたためすぎず、起床に合わせて再び緩やかに温度を上げることで、すっきりとした目覚めをサポートしてくれます。
厚さ20mmと従来の2.5倍のボリュームを誇るマイクロファイバー素材は、なめらかで極上の肌触り。室温センサーによる自動調温や、最長12時間の切タイマー、さらにアラーム機能まで備えた至れり尽くせりの商品です。

引用:椙山紡織

冷えやすい足元を重点的に温め、胸元はソフトに温める配線設計で、寝苦しさを感じさせない絶妙なバランスを実現。さらに室温センサーが周囲の冷え込みに合わせて温度を保ってくれるので、朝までぐっすり眠れます。
お手入れのしやすさも魅力で、コントローラーを外せば洗濯機で丸洗いが可能。ダニ退治機能も備わっており、毎日清潔に使い続けられるのがうれしいですね。

※送料は含まれないことがあります

電気毛布に関するよくある質問

電気毛布は一晩つけっぱなしでも大丈夫?

低温やけどや脱水のリスクがあるため、基本的には推奨されていません。布団を温めた後に電源を切る、またはタイマー機能を使って自動オフに設定する方法が安全とされています。

赤ちゃんやペットがいても使える?

自分で体温調節ができない赤ちゃんやペットは、低温やけどのリスクが高いため注意が必要です。使用する場合は、必ず大人が温度管理を行い、短時間に留めることが前提となります。

電気毛布の電磁波は問題ない?

一般的な電気毛布から発生する電磁波は、人体に影響を及ぼすレベルではないとされています。気になる場合は、電磁波低減・カット機能を備えた製品を選ぶとよいでしょう。

電気毛布の寿命と買い替え目安はいつ?

明確な年数は定められていませんが、温まりにくくなったり、コードや生地に劣化が見られたりする場合は、買い替えの目安です。収納時に強く折り曲げないことが、寿命を延ばすポイントとされています。

電気毛布は、正しく選び、適切に使えば、冬の寒さ対策を快適かつ経済的にしてくれる心強い存在です。電気代も非常に安く、部分暖房として取り入れることで、家全体の暖房費を抑えることにもつながりますよ。
選ぶ際は、使うシーンに合ったタイプかどうか、安全機能が備わっているか、洗って清潔に保てるかを確認することが大切です。自分の生活スタイルに合った1枚を取り入れて、無理なく、心地よく、寒い季節を乗り切りましょう!

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監修/島本美由紀 文/編集部たなか