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季節を楽しむ料理編集者・藤岡操さんの自由きままな「旬レシピ」
藤岡操さんの料理モットーは「旬を逃さず味わいたい」「軽やかに楽しみたい」の2つ。とにかく気分優先(笑)、思い立ったら作る! むずかしいことはなし、材料も工程もシンプルな「操さんの気ままな旬レシピ」を楽しんで。

ほろ苦すっぱい、夏のご自愛常備菜『ゴーヤーのピクルス』さっとゆでて漬けるだけ

藤岡操さんの自由きままな「旬レシピ」
旬の食材について。

夏になると、毎年作るのが「ゴーヤーのピクルス」。

ゴーヤーをスライスしてサッとゆでて苦みを抜いたら、ひと煮立ちさせたピクルス液に浸すだけ。ピクルス液をさましながらゴーヤーに味をしみこませていくので、冷えたら完成です。

ゴーヤーのほどよい苦み、ちょうどいい酸味。甘みはかくし味程度なのでほとんど感じません。食べると体がスッキリ! 疲れが癒やされるすこやかな味です。

完成したゴーヤーのピクルスは、まずは塩豚のお供に。
こんがり焼いた塩豚にゴーヤーのピクルスを1〜2枚のせ、お好みでマスタードを少し添えていただくと絶品! こってりバラ肉の塩豚がさっぱりさわやかな一品に早変わり。ビールをグビッといただきつつ、ぺロリと平らげました。

ほろ苦くて酸っぱい夏の味。
元気に夏を乗り切るための、ご自愛ピクルスです。

『ゴーヤーのピクルス』のレシピ

材料(作りやすい分量)

ゴーヤー……1本(約280g)

〈A〉
にんにく……1かけ(薄切り)
赤唐辛子……1本(種を除き、半分に切る)
黒粒こしょう……10粒(包丁でかるく刻む)
塩……小さじ2
砂糖……小さじ1
酢……150ml
水……250ml

作り方

(1)
ゴーヤーは縦半分に切り、スプーンなどで種とわたを除き、横に幅5mmに切る。

(2)
ゴーヤーを沸騰した湯で30秒ほどゆで、ざるに上げてしっかりと水けをきる。

(3)
小鍋にAを入れ、しっかりと沸騰させたら火を止め、そのまま粗熱を取る。清潔なびんや保存容器にゴーヤーを入れてAを注ぎ入れ、さめたらふたをして冷蔵保存する。

保存期間:冷蔵で約1カ月

操さんおすすめ、パパッともう一品
「焼いたお肉やウインナーに添えるとさっぱり!」

焼いた塩豚とゴーヤーのピクルスの組み合わせは最高! ほかにも、ウインナやカレーに添えたり、ゆで豚といっしょにそうめんにのっけたり、ツナといっしょにサンドイッチにしたり。疲れたとき、口をさっぱりさせたいときにおすすめです。

次回は「ししとうのチヂミ」です。お楽しみに!

PROFILE
藤岡操(ふじおか・みさお)

編集者、栄養士、フードコーディネーター。
釣り雑誌の編集部、フードカタログの編集部など、出版社勤務を経て独立。雑誌、書籍、WEB、広告の仕事に携わる。著書・編著書に『ごはんに化ける ズルイおつまみ』(二見書房)、『ワインに合うおうち×レシピ123』『ビールおつまみ123』『毎朝が楽しくなる! 朝ごはん』『ご当地おつまみ人気レシピ』『一冊まるごとパクチー本』(すべてエイ出版社)などがある
X:https://x.com/fujiokamisao
Instagram:https://www.instagram.com/misao_fujioka/

『季節を楽しむ料理編集者・藤岡操さんの自由きままな「旬レシピ」』月2回更新・過去の連載はこちら

料理・写真・文・イラスト/藤岡操