こんにちは、料理家・発酵マイスターの榎本美沙です。この連載では、同じ食材を取り分けて作る、息子の離乳食と夫婦の大人ごはんについて、そして、初めての育児にドタバタしている(笑)、榎本家の様子をお伝えしています。7ヵ月を迎えた息子。最近は……、ありとあらゆる「タグ」が大好き!ぬいぐるみについているタグ、カーペットのタグ、洋服のタグ……。「洗濯表示を熟読しているのでは?」と思うほど、じーっと見ては裏返して何度も見返しています。床で過ごして、動くことが増えたので、そろそろ床の危ないものをカバーしないと……。そして、カメラを見てよく笑うようにもなり、親子いっしょの写真が撮りやすくなりました! 今月の親子食材「小松菜&ほうれん草、豆腐」 さて、今回使う食材は小松菜&ほうれん草、豆腐!息子にはなるべく鉄分をとってほしいので、青菜の離乳食は常備しています。離乳食には柔らかい葉の部分しか使えないうえに、ゆでるとかさがかなり減ってしまうので、2わくらいで作るのがおすすめ!「せっかく2わなら違う種類で」と、小松菜&ほうれん草ミックスにするのがわが家の定番です。 ・青菜のぱぱっと白あえ 豆腐の水きりいらずで作れるのが、『ぱぱっと白あえ』! 私と夫の定番おかずです。今回は、息子にはまだあげられない、小松菜とほうれん草の茎の部分を素材に。うまみのつまった桜えびも加えてみました!ちなみに『ぱぱっと白あえ』のあえごろもは、絹ごし豆腐1/2丁、白すりごま大さじ3、みそ大さじ1、砂糖小さじ1をよく混ぜてなめらかにするだけ。私はこのあえごろもが大好き! 水きりをしないぶん、なめらかでしっとりとした食感に仕上がるんです。いんげん、にんじん、きのこなど、お好きな具材でぜひお試しを。 ・青菜の白あえ・にんじんがゆ 息子用の小松菜とほうれん草は、葉の部分だけを柔らかくゆで、水にさらしてアクを抜きます。しっかりと水けを絞り、ブレンダーでペースト状にしたら、使わないぶんは冷凍ストックに。今回は加熱した豆腐と合わせて、大人ごはんと似せた白あえにしました!今回の青菜の白あえ、豆腐で口当たりもよくなり、おいしそうに食べてくれました! でも、口のまわりが“カールおじさん”みたいに(笑)。柔らかく蒸したにんじんとおかゆを合わせた〈にんじんがゆ〉も気に入ったみたいです。本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!次回は6月10日(土)更新の予定です。また次回も楽しみにしていただけたらと思います。榎本美沙料理家・発酵マイスター。発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。 YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、 Instagram(@misa_enomoto)、 夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。最新刊『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と溪谷社)が好評発売中。その他の著書に『今すぐ始められる、毎日続けられる。ゆる発酵』(小社)、『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(主婦と生活社)など。 最新刊『発酵あんことおやつ』(主婦と生活社)が好評発売中!