夏といえばそうめんです! 暑い日はめんつゆでパパッとすませてしまいがちですが、せっかく家で作って食べるなら、楽しいほうがいいですよね。わが家では、毎年必ず食べるそうめんがあります。名づけて『クリトモ式パーフェクトそうめん』。夏に限らず一年じゅう食べたくなるほど、大好きなんです。ポイントは、野菜たっぷりのめんつゆと薬味。これが、手軽なのに絶品! 食べながら、次はどの薬味を組み合わせようかとワクワクしたり、新発見があったり、とにかく楽しいんです。私のお気に入りの薬味の組み合わせも紹介しているので、ぜひYouTubeチャンネル『クリトモ式』とあわせて見てください。 ここがクリトモ式! めんつゆ×きゅうり&トマトのたれでさっぱりフレッシュ! すりおろしたきゅうりとトマトをめんつゆに加えるだけで、フレッシュ感が加わって、夏らしいさっぱりとしたたれになります。そうめんによくからむだけでなく、見た目もパッと華やかに。栄養価がアップするのもうれしいですね。 たれと薬味を自由に組み合わせて食べるのが楽しい! 薬味は、定番のしょうがや万能ねぎ、みょうが、ごまだけでなく、つぼ漬け、とんぶり、青唐辛子やオクラなども用意して、自由に組み合わせるのがクリトモ式。香り、食感、辛み……いろいろな要素が合わさって、新しい味に出会えるはず! クリトモ式『パーフェクトそうめん』のレシピ 材料(4人分) そうめん……4束(200g)きゅうり……2本トマト(中)……4個めんつゆ、水……各適宜クリトモ式薬味(下記参考・お好みで)……各適宜・みょうがのみじん切り・しょうがのすりおろし・生オクラの小口切り・ねぎ(白い部分)のみじん切り・万能ねぎの小口切り・青じその葉の細切り・つぼ漬けの粗いみじん切り・青唐辛子の小口切り・とんぶり・白いりごま 作り方 (1)きゅうりは両端を切り落としてすりおろし、かるく絞る。トマトはへたを除き、すりおろす(皮が残るのでスープなどに使っても!)。薬味は上記を参考に、それぞれ用意する。(2)そうめんは袋の表記どおりにゆで、水洗いしてざるに上げる。食べるときは……各自のめんつゆに水、(1)のきゅうり、トマトを加えて好みの濃さにする。自由に薬味を加え、そうめんをつけていただく。友さんおすすめの組み合わせは、動画をチェック!たれ用のきゅうりは、すりおろしてかるく絞ります。絞り汁は焼酎で割ると韓国風でとてもおいしいので、捨てずに冷やしておきます。これもクリトモ式!そうめんがゆで上がってからあわてなくていいように、薬味は事前に用意しておきます。種類は多めですが、刻むだけ、すりおろすだけなので、楽に準備できます。好きな組み合わせをひとつだけネタバレすると……「トマトだれ+つぼ漬け」。つぼ漬けの甘みとポリポリ食感が最高なんです! 今回の友さんこぼれ話。「電子レンジデビューしました!」 前回は炊飯器を初めて買ったというお話をしましたが、じつはもうひとつ初めて買ったものがあるんです。今さらですが、電子レンジデビューしました! 「電子レンジ買う、もう買う」と言いつつ何年も手を出せずにいた私が、この春ついに、アイリスオーヤマ製の温める機能だけの超シンプルなタイプを購入しました。今までは、おかずやご飯の温めなおしにせいろやフライパンを使っていたのですが、毎朝の娘のお弁当作りが本当に大変で……。電子レンジを使ったら、これがほんの数分、数十秒で完了! お弁当のご飯も、前夜の余りを冷たいまま入れるより、温めなおしたほうがやっぱりおいしいから。そして、いたまないよう再びさましてお弁当に詰めています。苦行のようなお弁当作りですが、お弁当箱がからっぽになって帰ってきたら、うれしくて! また頑張れるのです。>>「向いてると思う。トモは料理上手だよ」。母・栗原はるみの言葉で料理の道へ。栗原友さんインタビュー栗原友 愛称は「クリトモ」。母は料理家の栗原はるみさん、父は元キャスターの故・栗原玲児さん。弟の心平さんも料理家。築地の鮮魚店「クリトモ商店」を営む傍ら、スーパーオオゼキの顧問としても活躍。著書に『ひとりぶん、ふたりぶん 刺身パックでさかなつまみ』(プレジデント社)など。Youtubeチャンネル「クリトモ式」▶https://www.youtube.com/@user-fv7kn8mv7h