秋から春にかけて、甘みが増してぐっとおいしくなるブロッコリー。「グラタンやシチューに入れるとボリューム感が出て、彩りもよくなるから、この時期手にとる機会が増えるって人、多いんじゃないかな~」と話すのは、野菜づかいの達人・料理家の栗原心平さん。そんな心平さんが、おいしい旬のブロッコリーでぜひ作ってみて欲しいというイチ推しが『ブロッコリーのだし巻き卵』。「じつはブロッコリーって、洋風だけでなく、和風や中華風の味つけもよく合う野菜。細かく刻んだブロッコリー入りの卵焼きは、だしの風味をきかせるのがコツ。オムレツとはひと味違うすっきりとした味になって、箸がすすむよ~」とのこと。これはおいしそう!
『ブロッコリーだし巻き卵』のレシピ
材料(作りやすい分量)
ブロッコリー……50g
卵……2個
ハム……1~2枚(約20g)
和風だしの素(顆粒)……小さじ1/2
塩 サラダ油
作り方
1.ブロッコリーを刻み、卵液を作るブロッコリーは細かく刻む。ハムはみじん切りにする。ボールに卵を割り入れ、ハム、ブロッコリー、だしの素、塩ひとつまみを加えてよく混ぜ合わせる。
2.卵液の1/2量を焼いて巻く卵焼き器にサラダ油大さじ1/2を入れて中火で熱し、卵液の1/2量を流し入れる。卵焼き器を傾けながら全体に広げ、底面が固まってきたら、奥から手前に向かってたたむようにして巻く。
3.残りの卵液を焼いて巻く卵焼き器のあいたところに残りの卵液を流し入れて広げ、巻いた卵を持ち上げて、下にも卵液を流し込む。底面が固まってきたら、手前から奥に向かって巻く。巻き終わったら、さらに表面を焼き、焼き色がついたら取り出して食べやすく切る。
おいしく失敗なく作るためのコツがこちら!
1.和風だしの素を上手に活用
わざわざだしをとるのは大変だけど、だしの風味がやっぱり欲しいというときに便利なのが「和風だしの素」。ほんの少し入れるだけで、味に深みが出ます。
2.卵焼き器を傾けながら焼いて巻く卵焼き器を火の上にかけたままにするのではなく、向こう側に手前にと、斜めに傾けながら作業するのがコツ。卵焼き器を斜めに傾けると卵液が広がりやすく、特に手前に向かって卵を巻くときに扱いやすくなります。
お酒のおつまみにも、お弁当のおかずにもぴったりの卵焼き。ぜひ作ってみてください!
栗原心平さん流 素材ひとつの【だけつまみ】ねぎのだしマリネ