春野菜の代表といえば、やっぱり『菜の花』。和洋中、いろいろな料理にアレンジできるのがうれしい野菜ですが、料理家の栗原心平さんのイチ推しがこちら。
さっとゆでた菜の花をしょうがとともに炒め、溶きほぐした卵白をからめた一品は、しみじみおいしい春のおつまみ。心平さんいわく
「炒める前にさっとゆでると彩りがぐっと鮮やかになるだけでなく、味がのるんだよね~」とのこと。ひと手間だけど、間違いなくおいしくなるから、ぜひ試してみて!
「菜の花のとろとろ卵白あん」のレシピ
材料(2人分)
菜の花……200g
しょうがのせん切り……1かけ分
卵白……1個分
〈A〉
水……1/2カップ
酒……大さじ1/2
中華だしの素(ペースト)……小さじ2/3
片栗粉……小さじ1
塩……ひとつまみ
塩 ごま油
作り方
1.菜の花を下ゆでする菜の花は根元の堅い部分を切り落とし、長さ4~5cmに切って、茎と葉に分ける。鍋に湯を沸かして塩ひとつまみを加え、菜の花の茎を20秒ほどゆでる。葉も加えてさらに10秒ほどゆでてざるに上げ、冷水にさらして水けをしっかりと絞る。
2.菜の花を炒めるAは混ぜ合わせる。卵白はコシを切るようにして溶きほぐす。フライパンにごま油大さじ1/2を強めの中火で熱し、しょうがを炒める。香りが立ったら菜の花を加えて炒め、全体に油が回ったら、Aを加えて混ぜる。
3.卵白を加えて仕上げる煮立ったら、
2.の卵白を回し入れ、そのまま10秒ほどおく。卵白が固まりかけたら木べらでかるく混ぜ、全体がまとまったら器に盛る。

じつは中華風のとろとろあん。紹興酒との相性抜群ですよ~♪
(
『オレンジページ』2023年3月17日号より)