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レトロかわいい『絞り出しクッキー』を完全マスター【基本のレシピ・生地バリエ・絞り方ガイドまで!】

2023.02.10

絞り出しクッキー

レトロでかわいい、絞り出しクッキー
あんな素敵なお菓子がおうちでも作れたらな……、と夢見るあなたにのために、絞り出しクッキーの完全マスター方法を徹底解説しちゃいます!

基本のクッキー生地のレシピや、絞るときのコツ、ココアやシナモンなどのクッキー生地のバリエーション、ほし型やプードル型などのかわいいデザインの絞り方ガイドまで、盛りだくさんでお届けします。

【目次】
●道具について(口金、絞り出し袋、実物大ガイド)
●『基本の絞り出しクッキー生地』と、ジャムを使った『ローズクッキー』のレシピ
●基本の生地に足すだけ! アレンジ生地バリエーション
 「ココア生地」
 「シナモン生地」
 「紅茶レモン生地」
●かわいすぎるデザインバリエーションと、プロの仕上がりになる絞り方ポイント
 「リング」
 「プードル」
 「なみなみジャムサンド」
 「リボン」
 「かいがら紅茶レモン」
 「ほし」


まずは、絞り出しクッキーに使う道具をチェックしていきましょう!

道具について(口金、絞り出し袋、実物大ガイド)

道具について

 口金

星型に絞り出せる8切の星口金。絞り口は11mm(#6)、450円くらい。

絞り出し袋

使い捨てでき衛生的なポリエチレン袋。10枚で400円くらい。

きれいに絞れる実物大ガイド

実物大ガイドをトレースしたものをオーブン用シートの下にしいて絞れば、きれいに絞れます。
ダウンロードはこちらから

お次は、基本のクッキー生地をマスター!
下記レシピの(1)~(5)までが生地のレシピです。
中央にジャムをちょこんとのせた、かわいい「ローズ」のクッキーのレシピといっしょにチェックしていきましょう♪

『基本の絞り出しクッキー生地』と、ジャムを使った『ローズ』クッキーのレシピ

ローズ
材料(「ローズ」約50個分)

〈基本の生地〉
発酵バター(食塩不使用)……95g
塩……ひとつまみ
粉砂糖……35g
卵白……15g(1/2個分)
薄力粉……110g

好みのジャム……適宜

下準備

・バター(指で押すとすっと入るくらい)と卵白は室温にもどす。卵白はほぐす。
実物大ガイドを参照して、シートを作る
・ダウンロードした「実物大ガイド」をA4用紙に3cm間隔、上下の列が互い違いになるよう描き写す。天板にオーブン用シートを敷く。

口金をつける
・口金をつける。絞り出し袋に口金を入れ、先端を切り落とす。口金の先端を1/4ほど出し、袋をかるくねじって口金に押し込む。
・オーブンを160℃に温めはじめる。

作り方

ボールにバターと塩を入れ、ゴムべらでクリーム状になるまで混ぜる。
(1)ボールにバターと塩を入れ、ゴムべらでクリーム状になるまで混ぜる。 

粉砂糖を加える
(2)粉砂糖をふるい入れ、全体になじむまですり混ぜる。

卵白を数回に分けて加え、混ぜる
(3)泡立て器に持ち替える。卵白を4~5回に分けて加え、そのつどなじむまでよく混ぜる。

薄力粉をふるい入れ、さっくりと混ぜる
(4)薄力粉をふるい入れ、片手でボールを回しながら「の」の字を描くように底から大きくすくいながら20回返す。

20回混ぜる
(5)粉けがほぼなくなったら、ボールを回しながら、へらで押しつけるようにし、20回混ぜる。粉けがなくなればOK。


ポイント

生地は時間が経つとしぼりにくくなるので、生地ができたらすぐに絞りましょう!

絞り出し袋に入れる
(6)絞り出し袋の中ほどを持ち、口を折り返す。へらで生地をすくい、口金に近いところに入れる。一度に入れる量は1/2量まで。それ以上だと絞りづらい。カードで生地を口金に寄せる。

絞り出しクッキーの、正しい持ち方
(7)利き手の親指と人さし指で袋の口をはさんでかるくねじり、上から包み込むように持つ。もう一方の手で口金を支える。生地の部分を持つと、手の熱で生地がだれる原因に。

ガイドを敷き、シートを固定
(8)シートの下(天板の左上)にガイドを敷く。天板の四隅に生地を絞ってのり代わりにするとシートが固定され、生地が絞りやすい。

ひじをつくとつぶれない
(9)絞り出し袋を天板に対して垂直にし、口金の高さを変えず絞るときれいに仕上がる。慣れないと上下に動いてしまうので、ひじをつくと◎。絞り始めは力を入れ、終わりは力を抜いて。

絞る
(10)ガイドの左上から絞る。天板の5mm上に絞り出し袋を垂直に構える。円の中心に絞り出し、「の」の字を描くように絞る。最後はいったん止めて力を抜き、横にすっと引く。

ガイドをずらし、残りも絞る
(11)ガイドをずらし、残りも同様に絞る。列を互い違いにすると、生地がくっつかない。

※生地が余ったら、すべて絞ってから2回に分けて焼くか、冷凍保存する。

ジャムをのせて焼く
(12)生地の中央に好みのジャムを適宜のせる。160℃のオーブンで20~25分焼く。取り出して天板にのせたまま、粗熱を取る。

メモ

・生地がだれる場合は天板ごと冷蔵庫で10~30分冷やしてから焼く。
生地を冷凍保存
・絞った生地は冷凍でき、凍ったまま焼ける。天板ごと冷蔵庫で冷やしたら、冷凍用保存袋(プードルやリングは保存容器が◎)に移し、冷凍で1カ月保存可能。ローズ→凍った生地にジャムをのせる/リング&リボン→表面が少し解凍されたところに、トッピングをのせる。

基本の生地に足すだけ! アレンジ生地バリエーション

基本の生地をマスターしたら、ほんのちょっとだけアレンジに挑戦♪
香りや味わいにアクセントができて◎です。

「ココア生地」

基本の生地の薄力粉を95gに減らし、ココアパウダー10gをたす。作り方(4)で粉とともにふるい入れる。

「シナモン生地」

基本の生地にシナモンパウダー小さじ1と1/2をたす。作り方(4)で粉とともにふるい入れる。

「紅茶レモン生地」

作り方(1)でバターに国産のレモンの皮のすりおろし1/2個分を加える。(4)で粉とアールグレイの茶葉(ラップに包み、めん棒を転がして細かくする)大さじ1を加える。

かわいすぎるデザインバリエーションと、プロの仕上がりになる絞り方ポイント

生地バリエーションをマスターしたら、次はクッキーのデザイン! 絞り方ガイドを活用し、ポイントを押さえればお店みたいなレトロかわいいクッキーに仕上がりますよ♪

「リング」のレシピ(約35個分)

リング
「基本の生地」の全量を絞り、フルーツミックスゼリー適宜をのせる。160℃のオーブンで15~20分焼く。

絞り方ポイント

リングクッキーのポイント
天板の5mm上に絞り出し袋を垂直に構え、高さを変えずにガイドにそって円を描く。絞り始めまできたら、すっと横に引く。

「プードル」のレシピ(約15個分)

プードル
好みの生地の全量を絞り、160℃のオーブンで25分焼き、粗熱を取る。チョコペン(白・黒)適宜で目と鼻を描く。三角形の紙を円すい状に巻いて作る「コルネ」でチョコを細く絞り出しても。表面をつま楊枝でならす。

絞り方ポイント

プードルのポイント1
(1)顔を絞る。ガイドの円の上からだ円のSの字に絞る。

プードルのポイント2
(2)耳は、下記の「かいがら紅茶レモン」と逆さまに絞る。

プードルのポイント3
(3)前髪はジグザグに絞る。好きな形でOK。

目のチョコはつま楊枝でならすと◎
(4)チョコはつま楊枝でならすときれい。

「なみなみジャムサンド」のレシピ(約15個分)

なみなみジャムサンド
「シナモン生地」の全量を絞り、160℃のオーブンで20分焼き、粗熱を取る。ラズベリージャム適宜を小鍋でふつふつするまで煮立てる。熱いうちにクッキーの1/2量にジャム適宜をのせ、残りではさむ。茶こしで粉砂糖適宜をふる。

絞り方ポイント

なみなみジャムサンドのポイント
天板の5mm上に絞り出し袋を垂直に構え、高さを変えずにガイドと同じ幅にジグザグに絞る。最後は右に返し、力を抜く。

「リボン」のレシピ(約15個分)

リボンとほし
「ココア生地」の全量を絞り、粗く刻んだピスタチオ適宜を中心にのせる。160℃のオーブンで20分焼く。

絞り方ポイント

リボン
天板の5mm上に絞り出し袋を垂直に構え、ガイドの中心から高さを変えずに逆S字を描くよう絞る。

「かいがら紅茶レモン」のレシピ(約120個分)

かいがら紅茶レモン
「紅茶レモン生地」の全量を絞り、160℃のオーブンで15~20分焼き、粗熱を取る。粉砂糖15gにレモン汁小さじ1と1/2を少しずつ混ぜ、アイシングを作る。貝殻の先端にアイシング適宜をかける。

絞り方ポイント

かいがら紅茶レモンのポイント
口金を斜め45度にし、ガイドの中心に生地を少し絞り出す。口金を少し上げて奥から手前に引き、力をゆるめてすっと斜め下に引く。すぐ力を抜くと、生地がきれいに切れる。

「ほし」のレシピ(約300個分)

ほし
「基本の生地」「ココア生地」の各1/2量を絞り、160℃のオーブンで15分焼く。生地が余ったら作るのがおすすめ!

絞り方ポイント

天板の5mm上に絞り出し袋を垂直に構え、高さを変えずに絞る。口金の高さまで生地を絞ったら力を抜き、すっと引く。


レトロかわいい『絞り出しクッキー』、ぜひ完全マスターしてくださいね♪

2022オレンジページCooking夕飯「夕飯、即決、迷わない。」より)

教えてくれたのは……

高石紀子さん

高石紀子さん
ル・コンドン・ブルー神戸校でディプロムを取得したのち渡仏。パティスリー、レストラン勤務を経て独立。作りやすく、飽きのこないお菓子が得意。

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料理/高石紀子 撮影/馬場わかな スタイリング/西崎弥沙 文/編集部・持田

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