人気料理家・飛田和緒さんのキッチン。仕事柄、道具は多いはずなのに、驚くほどスッキリしています。
その秘訣とは? ありとあらゆる引き出しと扉を開き、その中身と理由を見せてもらいました。
導線重視のコンパクトキッチン

数々の名作レシピはもちろん、家族のための日々のごはんを生み出してきた飛田さんの台所。さぞ広いはず!と思いきや、スペース自体は意外とコンパクト。
「台所をリフォームしたのは8年前。重視したのは小回りの利く導線と収納。とにかくちょっとでもスペースがあれば、収納にとリクエストしました」
キッチン奥の戸棚はテーマごとの収納で

「右の戸棚は普段使いのコーナー。一番下は名付けて
〈割れてもいい〉器達(笑)。夫や娘が普段使いするので、多少荒く扱ってもよいものをまとめておいてます。その上は毎日飲む珈琲のセットを」
保存容器の蓋はまとめてかごへ
左の戸棚はお弁当や常備菜のストックに欠かせない保存容器を。ここにも飛田さん流の工夫が。「蓋は
あえてかごにまとめて入れています。
容器本体が重ねられるから、収納力が上がるんです」。枚数が多く、乾かしておきたいまな板やお盆は台の上に立てて収納。
戸棚下の引き出しはゾーニング

上の引き出しはスパイス類、下の引き出しはスプーンやフォークなどの小物類。ちなみにお弁当グッズを入れているのはクッキー缶!「東京・麹町の〈山本道子の店〉の缶を愛用。スリムなのが引き出しにちょうどよくって」

左側の上段は砂糖や粉もの類、下段は乾物のストックコーナー。どの引き出しも、ちゃんと「目的別」になっているから、抜群に使いやすい!