『濃厚チョコテリーヌ』の作り方を写真で見る濃厚なチョコレート生地をしっとり焼き上げる
『チョコテリーヌ』。
口じゅうに広がるカカオの豊かな風味となめらかな口溶けは、まさにザ・高級スイーツ!!!こんな上質なスイーツをバレンタインにプレゼントすれば、本気度がしっかりと伝わりそうですよね。このスイーツの先駆け
「ケンズカフェ東京」が、大人気商品の作り方を特別に教えてくれました!
『チョコテリーヌ』のレシピ
材料(18×7×高さ6cmのパウンド型1台分)
製菓用チョコレート(ビター・カカオ分70%前後)……200g
バター(食塩不使用)……170g
卵……3個
グラニュー糖……80g
下ごしらえ
・パウンド型に20×30cmに切ったオーブン用シートを敷き込む(四隅の重なり合う部分は切り込みを入れる)。
・バターは4~6等分に切る。
・卵は溶きほぐし、万能こし器でこす。
作り方
(1)材料を溶かし、つややかな生地に大きめのボールに50~60℃(指を入れるとやや熱いと感じるくらい)の湯を入れる。ひとまわり小さいボールにチョコ、バターを入れ、底を湯に当てながらゴムべらで混ぜてゆっくり溶かす(湯せん)。

湯せんしたまま、グラニュー糖を加え、泡立て器で混ぜる。このとき、グラニュー糖は溶けきらなくてよい。

湯せんしたまま、溶き卵を4回くらいに分けて加え、そのつど混ぜる。卵が混ざり、グラニュー糖が溶けたあと、全体につやと粘りが出るまでよく混ぜ合わせる。

混ぜたあとの筋がしっかり残るか確認を。
(2)パウンド型に流し入れるオーブンを180℃に予熱する。パウンド型に生地を流し入れ、表面をゴムべらでならす。
(3)オーブンで湯せん焼きに型を耐熱のバットにのせ、オーブンの天板にのせる。バットに湯を高さ2cmまではり、180℃のオーブンで18分ほど焼く。粗熱を取り、冷蔵庫で3時間ほど冷やす。一度に食べきらないときは、ラップで全体を包んで冷蔵庫で保存を。1週間ほど保存可能。

表面全体が乾くくらいが焼き上がりの目安。
おいしく作るコツ
「ケンズカフェ東京」氏家シェフいわく、『チョコテリーヌ』をおいしくつくるコツは以下2点だそう。これさえ守ればあとは驚くほど簡単に、リッチなスイーツができちゃいます。
1.カカオ分70%前後のビターチョコレートを使うこと(これでぐっと上品な甘さに!)
2.湯せん焼きでしっとり仕上げること(なめらかな口溶けの仕掛けはここにあり!)
「温」「冷」で食感が変わる
さらに食べ方をひと工夫すれば、2つの贅沢食感が楽しめるからおすすめ。
食べる直前に、電子レンジでかるく温めれば中のチョコがとろ~り溶け出し、「フォンダンショコラ風」に!

冷蔵庫でしっかり冷やすと、生地がしまって「生チョコ風」にもなるんです!
教えてくれたのは……
氏家健治さん
人気パティスリー「ケンズカフェ東京」のパティシエ。最高品質のカカオを扱う、イタリアのドモーリ社が特別にブレンドしたチョコレートで作る「特選ガトーショコラ」が人気。雑誌やテレビなどのメディアで数多く取り上げられている。
チョコテリーヌにナッツを散らしたり、ドライフルーツを入れたりとアレンジしても美味。今年はちょっと贅沢に、しっとりと大人なバレンタインを過ごしてください♪
(『オレンジページ』2016年1月17号より)
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