バレンタイン直前!
手作り派の人は何を作ろうか、決めましたか?
生チョコトリュフに、フォンダンショコラ、チョコレートブラウニー……。
数あるチョコレート菓子のなかでも、定番人気の
〈ガトーショコラ〉。
「チョコレートの濃厚な風味はそのままに、ふんわり軽い食感のガトーショコラ」があったら、食べてみたいと思いませんか?
そんなワガママをお菓子研究家・下迫綾美さんにリクエストしてみました。
そこで教えてもらったのが、
〈ふんわりガトーショコラ〉!
下迫綾美さん直伝『ふんわりガトーショコラ』の魅力とは……
外はパリッ、中はしっとり濃厚、口に運べばふわっと軽い口溶け。この上なくぜいたくな三重奏!
その秘密は、レシピの配合にあり!その1.溶かしたチョコレートで濃厚に! さらに、バターの代わりにオイルを混ぜることで、重くなりません。 その2.メレンゲを加えて、ふんわり食感に! 堅く泡立てるのがポイントです。 チョコレートは、製菓用のスイートチョコレートを使うのがおすすめ。カカオ成分の含有量が高く、風味豊かに仕上がりますよ。バレンタインの時期にはスーパーで見かけることも多いので、ぜひ使ってみて。
それでは、お待ちかね『ふんわりガトーショコラ』のレシピをチェックしていきましょう♪
『ふんわりガトーショコラ』のレシピ
材料(直径15cmの型1個分)
製菓用スイートチョコレート……80g
好みの植物油(太白ごま油、菜種油、サラダ油など)……40g
卵黄……3個分
グラニュー糖……35g
薄力粉……35g
ココアパウダー……10g
〈メレンゲ〉
卵白※……3個分
グラニュー糖……60g
※卵はLサイズ(卵黄正味20g、卵白正味40g)のものを使ってください。
下準備
・卵黄は室温にもどす。卵白は使う直前まで冷蔵庫で冷やしておく。
・薄力粉、ココアパウダーは、合わせて万能こし器でふるう。
・型の底、側面に合わせてオーブン用シートを切って敷く(側面は型よりも3~4cmシートが出るようにする)。
・オーブンを170℃に予熱する。
作り方
(1)
フライパンに湯を沸かし、火を止める。耐熱のボールにチョコレート、油を入れ、ボールの底をフライパンの湯に当てる(湯せん)。ゴムべらでゆっくりと混ぜ、チョコレートが完全に溶けたら、ボールを湯からはずす。
(2)
別の耐熱のボールに卵黄を溶きほぐし、グラニュー糖を加える。ボールの底を1のフライパンの湯(さめていれば、再び沸かして火を止める)に当てる(湯せん)。ハンドミキサーの中速で、白っぽくもったりとするまで泡立てる。
(3)
(1)のチョコレートを再びよく混ぜてから、(2)のボールに加え、ゴムべらでざっくりと混ぜる(完全に混ぜきらず、マーブル状に残る程度でOK)。さめないように湯せんにかけておく。
(4)
さらに別のボールに卵白を入れ、ハンドミキサーの低速でほぐす。高速に変え、全体に大きな泡が立ったら、グラニュー糖の1/6~1/5量を加えて泡立てる。角がおじぎするくらいになったら、残りのグラニュー糖を4~5回に分けて加えながら泡立てる。すくうとピンと角が立ち、持ち上げても落ちない程度になったらOK。
(5)
(3)3のボールを湯からはずし、(4)のメレンゲの1/3量を加え、泡立て器で全体がなじむまで混ぜ合わせる。ゴムべらに持ち替え、残りのメレンゲの1/2量を加え、卵白の筋が残る程度まで混ぜる。ふるっておいた薄力粉とココアパウダーを加え、粉っぽさが少し残る程度まで混ぜる。残りのメレンゲを加え、全体がなじむまで、ゴムべらを底から持ち上げるようにして混ぜ合わせる。
(6)
(5)の生地を型に流し入れ、ゴムべらで表面をかるくならす。オーブンの天板にのせ、170℃のオーブンの下段で45分ほど焼く。中心に竹串を刺してみて、生地がついてこなければ焼き上がり。取り出して粗熱を取り、型をはずす。
いつまででも食べつづけていたくなっちゃうような〈ふんわりガトーショコラ〉。
焼き上がりにパリッとした割れめができたら、大成功のしるしです。
とっておきのバレンタインに、いかがですか?
(『オレンジページ』2019年2月17日号より)
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