高血圧対策には、できるだけ早めに塩分を控えることが大切。
厚生労働省が示す1日の目標摂取量は6g未満とされています。
とはいえ、日本人の平均摂取量は約10gと多め。とくに外食や市販の惣菜などは、気づかないうちに塩分オーバーになりやすいのが実情です。
そこで今回は、家庭の食事や外食時にも取り入れやすい『
減塩のための12の工夫』をご紹介。小さなことの積み重ねが、大きな差につながります。
覚えておきたい『減塩のための12の工夫』
➀ふた回しかけていたしょうゆはひと回しにする
1人分の冷ややっこにかけた場合……
塩分 -0.3g
②おにぎりの梅干しは小サイズにする
梅干し(大)約17gを(小)約2gに替えた場合……
塩分 -2.6g
③焼きそばやお好み焼きの紅しょうがは食べない
紅しょうが4gの場合……
塩分 -0.3g
④食パンをロールパンに替える
食パン(6枚切り)1枚をロールパン1個にすると……
塩分 -0.3g
⑤そばのつけつゆはさっとつけるだけに
そば1食分を全部つゆに浸した場合と比べると……
塩分 -0.7g
⑥コンビニの弁当は添付のしょうゆを使わない
調味料を使わず、漬けものを残すと……
塩分 -0.7g
⑦おやつのせんべいをまんじゅうにする
しょうゆせんべい2枚をまんじゅう1個にすると……
塩分 -0.4g
⑧とんカツのつけ合わせ、キャベツにはソースをかけない
せん切りキャベツ50gの場合……
塩分 -0.9g
⑨ポテトフライにつけるケチャップはちょっぴりに
多めにつけずに少なめにした場合……
塩分 -0.9g
⑩かけたり、つけたりするしょうゆは減塩タイプに
しょうゆ大さじ1の場合……
塩分 -1.4g
⑪定食のみそ汁は汁を半分残す
みそ汁200gの場合……
塩分 -1.0g
⑫ゆで卵につける塩は1回だけにする
小皿に入れた塩にゆで卵を3回つける場合と比べると……
塩分 -1.2g塩分は知らないうちに増えてしまいがちだけど、意識して行動すればコントロールできるはず。
「全部やらなきゃ」じゃなくて、「できそうなことから1つずつ」。そんな気持ちで始めてみるだけでも、体は少しずつ変わっていきますよ。
(
『オレンジページ』おとなの健康レシピ 高血圧の献立より)