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もう、肉が堅くならない…!樋口直哉さんに『豚の生姜焼き』の奥義を教わってみた。

2025.03.25

家庭料理の定番「豚のしょうが焼き」。王道中の王道ですが、一方で「なんかうまく作れない」という声も多いメニューです。その理由のトップは「肉が堅くなりがち」なこと。そこで、料理界きっての理論派・樋口直哉さんに、初めてでもうまくいく「豚のしょうが焼き」の奥義を教わりました。



しょうが焼きにはたれに漬けてから焼くタイプと、焼いてからたれをからめるタイプの2つがありますが、どちらにもよい点と悪い点が。そこで、いいとこ取りの第3の作り方を紹介します。

まずは豚肉にしょうがと酒を混ぜた下味を塗ります。しょうがの酵素で肉の繊維をほぐし、酒で保水することで柔らかな仕上がりに。酵素は皮の近くに多くあるため、皮ごとすりおろしてください。次にたれの準備。下味とたれのどちらにもしょうがを加えることで、香りと柔らかさを両立させます。最後に、かくし味のタバスコ®を2滴。強い酸味が甘い味をひきしめてくれます。

それでは焼きはじめます。このときのポイントはフライパンの温度。しょうがの酵素は約60℃で不活性化するため、火にかける前に肉を入れて。肉が焼けたら、たれを煮つめてからからめることが重要。これで加熱しすぎるのを防ぎます。

豚のしょうが焼きのレシピ

材料(2人分)

豚肩ロース薄切り肉(しょうが焼き用)…… 6枚(約250g)

〈下味〉
しょうがのすりおろし(皮ごと) ……2かけ分(約20g)
酒…… 大さじ2

〈たれ〉
しょうがのせん切り……2かけ分(約20g)
砂糖……大さじ1
しょうゆ……大さじ2
みりん……大さじ2
好みでタバスコ®……2滴

キャベツのせん切り……適宜
サラダ油

下ごしらえ
①豚肉は長さを半分に切る。片面に下味の材料を混ぜて塗り、5分ほどおく。
②たれの材料を混ぜる。

作り方(1) 冷たいフライパンに入れる

冷たいフライパンにサラダ油小さじ1を入れ、豚肉の1/2量を下味を塗った面を上にして並べ入れる。

作り方(2) 一度焼いて取り出す

強火にかけ、焦げ目がつくまで2分ほど焼く。上下を返してさっと焼き、火を止めてバットなどに入れる。同じフライパンに残りの豚肉を入れ、強火にかけて同様に焼いて取り出す。

作り方(3) たれを煮つめてからめる

同じフライパンにたれを入れ、中火にかけて2分ほど煮つめる。弱火にして豚肉を戻し入れ、たれをからめる。キャベツとともに、たれごと器に盛る。

(樋口直哉『読むだけで料理がうまくなる本』より)


プロフィール

樋口直哉(ひぐち・なおや)


服部栄養専門学校卒業後、料理教室助手やフレンチレストラン勤務を経て料理研究家に。作家としても活躍し、2005年『さよなら アメリカ』(講談社)で群像新人文学賞を受賞し、デビュー。同作は芥川賞候補になる。最新刊『読むだけで料理がうまくなる本』(小社)好評発売中。

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料理/樋口直哉 撮影/福尾美雪 スタイリング/阿部まゆこ 記事編集/編集部・谷本、村上

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