今が旬の青菜。みずみずしく、さわやかな甘みもあって、さっと炒めるだけ、さっとゆでるだけでも充分おいしい!
のですが! ぜひ一度、試していただきたいのが、「
焼く」という手法。人気料理家の藤井恵さんいわく、香ばし焼き色がつくまで加熱することで水分がゆっくり抜けていき、
うまみがぎゅーっと凝縮。野菜本来の香りや甘みを、しっかり味わえるのだそう。

例えば小松菜は、ふわとろに炒めた卵をのせるだけで、充分ごちそう級のひと皿に。ひと口ほおばれば、いっぱいに広がる
小松菜のジューシーさに驚きます。その心地よいほろ苦さと、マイルドな卵との相性も抜群。
小松菜がおいしいこの季節、ぜひお試しください!
『焼き小松菜 ふわふわ卵がけ』のレシピ
材料(2人分)
小松菜……大1わ(約300g)
にんにく……2かけ
〈卵液〉
卵……3個
塩……ひとつまみ
こしょう……少々
水……大さじ3
ごま油
塩
サラダ油
粗びき黒こしょう
作り方
(1)材料の下ごしらえをする
小松菜は葉や茎の間をよく洗い、茎の太い部分に火が入りやすいよう、根元に十字に切り込みを入れる。にんにくは縦半分に切り、しんを取り除く。卵液の材料は混ぜる。
(2)小松菜をこんがり焼く

フライパンにごま油大さじ1/2を中火で熱する。小松菜を並べ入れ(1/2量ずつ互い違いに入れると火の通りが均一になる)、4分ほど焼く。こんがりとしたら裏返し、さらに4分ほど焼く。塩小さじ1/4をふり、器に盛る。
(3)卵を炒めてかける

(2)のフライパンをさっと拭き、サラダ油大さじ2、にんにくを入れる。弱火にかけ、カリッとしたら(2)の小松菜にのせる。強めの中火にし、卵液を加えてへらで大きく混ぜ、とろとろの半熟状になったら小松菜にかけて、粗びき黒こしょう適宜をふる。
食べるときは、小松菜でふわとろ卵をくるりと巻くように、
茎も葉もぜひいっしょにどうぞ♪